どうも、Torayoshi(@moritora810)こと森善虎です。今日はドイツ留学にかかる費用についてお話したいと思います!
私のブログではこちらの記事「ドイツの音楽大学一覧(ドイツの音大一覧まとめ)」がよく読まれているので、おそらく留学を検討している人がいると思います。ですので、実際にいくらぐらい費用がかかるのかを確認したいと思います!
【ドイツ留学の費用&ドイツワーホリ費用!】初期費用や受験費用,1年間の生活費まで!
それではひとつづ見ていきます。最終的にはユーロも円に直して費用を換算しようと思います。音楽大学を受験する人向けの個別の費用は最後に追加する形にします!ユーロレートは記事を書いた時のレートで「1€/125円」です。私が留学してたときは平均して「1€/135円」だったので全然違いますね…。
初期費用
- ¥16,000【パスポート発行手数料】(10年間・20歳以上)
- ¥120,000【飛行機代】(往復オープンの場合)
- ¥525,000【1年間語学留学へ通う場合の語学学校費用】(350€×12カ月=4200€ 教材費込)
- ¥10,000 【現地でのビザの発行手数料】(約80€前後)
- ¥100,000(女性)¥59,000(男性)【健康保険と損害賠償保険費用】(女性:67€×12カ月=804€ 男性:39€×12カ月=468€ 月4€の損害倍書込み)
- =¥771,000【初期費用合計】
- =¥246,000【語学学校を申し込まない場合】
初期費用
まずは初期費用ですが、語学学校を申し込むかどうかで値段が大きく違います。語学学校を申し込まなければ30万円程度で留学は可能です。
ドイツの語学学校費用についてお話しすると、おそらく最も安いのが、VHS(volkshochschule)です。日本語で「市民の学校」という意味で、市や州が運営している市民の為のカルチャースクールです。私も通っていましたが、費用はベルリンで1か月200€前後でした。民間の相場が300~350€ぐらいなのでそれに比べると安いです。
ただVHSは難民や移民の人と一緒に授業を受けることもあるので、それに抵抗があれば民間の方が良いかもしれません。私はフランクフルトで民間の語学学校、ベルリンでVHSという流れでどちらも経験としては楽しかったです。もしどちらが良いか分からない場合は、現地入りしてから語学学校の雰囲気を確かめてから直接申し込むのもありだと思います。
パスポート
パスポートを持っていない人は日本で取得しなければなりません。20歳以上であれば10年のパスポート取得をお勧めします。
飛行機
飛行機往復代については短期で行くのと長期で行くのとではチケットの種類が異なります。結果だけ説明すると、長期で行く場合にはANAかJALのオープンで買うのがオススメの方法です。
語学学校
語学学校については、行かずに独学で対応することも可能ですが、やはりちょっと厳しいです。ドイツ語はそんなに簡単な言語ではないと思います。そもそも名詞に性がある時点でちょっとあれですよね…。このブログではドイツ語の文法も取り扱っているのでもし良かったら参考にしてみてください!
現地でのVISA発行手数料
ドイツの場合は入国してから長期ビザを申請することになります。長期ビザを取得する場合には必ず手数料がかかりますが、これはビザの種類によって50~100€とばらつきがあります。ただ、平均的には80€程度なので今回はそれで算出をしています。
保険
保険費用が男女で費用が違うのは、ドイツのVISA取得要件で女性は妊娠と出産に対応した保険の加入が義務になってくるので、どうしても高くなってしまいます。障害保険は誰でも月/4€です。
1か月の生活に必要な費用
- ¥25,000【食費】(200€)
- ¥12,500【交際費】(100€)
- ¥7,500【交通費】(60€)
- ¥1,250【携帯代】(10€)
- ¥50,000【家賃】(400€ 水道光熱費込みの場合)
- =¥96,250【1か月の合計】(770€)
ということでドイツで生活費に必要な1か月の費用はおよそ¥100,000前後です。私も実際にそのぐらいで生活していました。
食費
食費は本気をだせばかなり節約できます。ドイツの食べ物は家で食べれば日本より安いです。(パンとかチーズとか。)ただ、外食に関しては日本より高いです。300円で牛丼食べたりできません。安いケバブや中華系のお店で3.5ユーロ程度です。
交際費
交際費もカットしようと思えばできると思いますが、折角のドイツですから誰かと遊びにいったりイベントに参加した方が良いと思います!そうじゃないと鬱になりますよ!
交通費
ドイツでは無賃乗車ができるシステムですが、たまに来るチケットおじさんに捕まると200€の罰金なので無賃乗車は止めましょう!ベルリンの場合は定期券の購入と、9€で4枚使える回数券がオススメです!
携帯代
携帯代も本気を出せばこのぐらいでおさめることが可能です。私はショートメッセージとWhatsappというLINEみたいなアプリをWi-Fi環境で連用していたので殆ど必要ありませんでした。ドイツは日本よりフリーWi-Fiが多いと思います。
家賃
家賃がやはり一番高いですね…。ここをどれだけ安いところに住めるかで年間のトータル費用が変わってくると思います。
もしはじめ語学に集中するのであれば田舎に住むのをお勧めします。個人的にオススメはライプツィヒ周辺です。音楽が多くて、標準語圏内で、なにより「ドイツで一番家賃が安い地域のひとつ」と言われています。
基本的にドイツは南北格差というのがあって、南の方が豊かで北の方が貧乏です。ミュンヘンあたりは家賃がバカ高いので最初はオススメではないです。
ちなみに400ユーロは割と安めの設定です。ベルリンのように家不足の地域やミュンヘンなどの物価が高い地域だと平均して500~700€ぐらいはします。また最初にkautionという保証金(敷金)を支払わなければいけないところもあるので、それも初期費用を準備するときに考慮した方がよいかもしれません。
音楽大学を受験する場合にかかる費用(音楽留学者向け)
今回は受験が年2回あることを考慮して、1シーズン、半年でかかるおおまかな費用を出しています。
- ¥37,500【受験申込費用】(50€×6=300€)
- ¥100,000【VorsingenやVorspielenのための交通費&宿泊費】(200€×4=800€)
- ¥150,000【受験地への交通費&宿泊費】(200€×6=1,200€)
- ¥6,250【楽譜&コピー代】(50€)
- ¥135,000【練習室代】(180€×6=1,080€)
- 費用合計:¥428,750 (3430€)
受験費用
受験費用は学校によって差がありますが、だいたい50€のところが多いです。おそらく複数校受験することが多いので今回は6校にしています。人によってはそれより多かったり少なかったりしますが、平均してそのくらい受けてる人が多い印象です。
- 参考記事:マンハイム音楽大学の受験申し込み内容【リート科】
- 参考記事:リューベック音楽大学の受験申込内容【Gesang】(声楽修士)
- 参考記事:カールスルーエ音楽大学の受験申込内容【リート科】
- 参考記事:デトモルト音楽大学の受験申し込み内容【オペラ科】
- 参考記事:ハンスアイスラー音楽大学の試験内容(声楽修士)
- 参考記事:リューベック音楽大学の受験申込内容【Gesang】(声楽修士)
VorsingenやVorspielenのための交通費&宿泊費
もしアポイントが取れたら場合はVorsingenやVorspielenに行くことになると思います。そのときはもちろん、現地まで行って宿泊をする可能性があります。場所によってはこれよりかかりますが、近場であればFlixbusなんかを使ってバスで安く行き来することも可能です。6校受験するとして、近場が2つ、遠方が4つで計算しています。
受験地への交通費&宿泊費
受験となると少しちゃんとしたホテルに泊まることになると思いますし、遠方であれば疲れない交通手段を使う人が多いと思います。今回は平均的に一回の受験でかかる費用で算出をしています。
楽譜&コピー代
楽譜は日本から持ってきていると思いますが、どうしても現地で必要なることがあります。また受験に必要なものとしてコピーをしなければなりませんので、その費用です。
練習室代
また、もし家が音出しできない場合やピアノが必要な場合には音楽練習室の費用がかかります。基本的には音大に入学するまでは練習室を使うことができないので、やはりこの費用も必須です。ベルリンの場合は月180€でした。
ドイツで1年間にかかる費用まとめ
- 語学学校無しで生活するだけ⇒ ¥1,500,000(初期費用30万+生活費120万)
- 1年間語学学校に通う場合⇒ ¥2,000,000(初期費用80万+生活費120万)
- 1年間音大受験ばっかりする場合⇒ ¥2,300,000(初期費用30万+音大受験費用80万+生活費120万)
- 半年間語学学校&半年間音大受験をする場合⇒ ¥2,300,000(初期費用30万+語学学校費用+35万音大受験費用45万+生活費120万)
ということで、私の感覚ではこのようになりました。ただこれは割と平均値的の見積もりなので、例えば語学学校をVHSにしたり、家賃が安いところを探したりすることで費用を減らすことが可能です。また、音大受験者であれば出来るだけ受験する学校を絞ったりすることで費用を減らすことが可能です。
逆にイレギュラーな出費、例えば風邪をひいて病院にいくとか歯医者に行くとか、そういうのでお金が飛んでいきます。また音楽留学であればレッスンなどを受けるとそれにもお金がかかったりします。
もし現地でアルバイトをして生活費の一部を補填しようと考えている場合はワーキングホリデービザの取得をお勧めします。長期系のビザの中ではもっとも敷居が低いビザです。ただし30歳未満であることや、まとまった生活費があることを証明しなければなりません。
ここで出した金額は最低金額として認識しておいた方がよいです。急な病気や日本にどうしても帰らないといけなくなる事情などがあったことを考えると、この費用とは別にいくらか持っていた方が安心かと思います。またクレジットカードは必須アイテムですので必ず作って持って行った方が良いです。
それではみなさん、素敵な留学ライフを!Bis bald~!!