「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」の歌詞対訳と解説【プッチーニ/G.Puccini】

2020年2月26日

「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」の歌詞対訳と解説【プッチーニ/G.Puccini】

どうも、こんにちは!声楽家&ブロガー&ボイストレーナーのとらよし(@moritora810)です。今回はプッチーニが作曲したオペラ『トゥーランドット』から「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」の歌詞対訳と解説をお届けします!

この「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」が日本で有名になったのは、フィギュアスケートの荒川静香選手が金メダルを獲得したときに選曲したことで有名になりました。クラシックの世界では三大テノール歌手のルチアーノ・パバロッティの十八番曲として有名でした。またテノールが歌うとめちゃくちゃ盛り上がる一曲でもあります。

またイギリスのタレント発掘オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』でこの曲を歌い、一躍時の人となったのがポール・ポッツです。彼のキャリアをひらくきっかけの曲ですね。

というわけで、今回は世界中で有名なオペラの名曲である「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」の歌詞対訳と解説をお送ります!是非参考にしてみてください!

「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)/プッチーニ」の歌詞対訳①

カラフ(テノール)】

Nessun dorma!/誰も寝てはならぬ!
Nessun dorma!/誰も寝てはならぬ!
Tu pure, o Principessa,/王女よ、あなたも
nella tua fredda stanza/冷たい部屋での中で
guardi le stelle/星々を見るのだ
che tremano d’amore e di speranza…/愛と希望に震える…

「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)/プッチーニ」の歌詞対訳②

Ma il mio mistero è chiuso in me,/だが、私の秘密は私の中に閉じ込められている
il nome mio nessun saprà!/私の名前は誰にも分からないだろう。
No, no, sulla tua bocca lo dirò,/日が輝くとき
quando la luce splenderà!/あなたの唇の上にそれを注げるのだ、
Ed il mio bacio scioglierà/そのとき私の口付けは、
il silenzio che ti fa mia./あなたをわたしのものとする沈黙を溶かすだろう。

「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)/プッチーニ」の歌詞対訳③

Dilegua, o notte!/消え去れ、おお夜よ!
Tramontate, stelle!/沈め、星々よ!
Tramontate, stelle!/沈め、星々よ!
All’alba vincerò!/暁には勝利を手にするだろう!
Vincerò!/私は勝つだろう!
Vincerò!/勝利するだろう!

「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」の解説

オペラ『トゥーランドット』は未完に終わったプッチーニ最後のオペラです。弟子のアルファーノが完成させ、1926年にミラノ・スカラ座にて初演されました。このオペラの舞台は、伝説時代の中国北京です。自分に求婚する者に謎をかけ、それを解けなければ首をはねるという、中国の女皇帝トゥーランドット姫(ソプラノ)が主人公です。その姫の美しさに心を奪われたカラフ(テノール)がこのアリアを歌います。

王子カラフは周囲の人々からの忠告も無視して、その謎に挑戦します。そして第2幕において、王子カラフはトゥーランドット姫が出した3つの難題を見事に解決しました。これで結婚かと思われるのですが、トゥーランドット姫はカラフとの結婚に難色をしめします。そこで、カラフは「自分の名前を夜明けまでに当てて見せれば、トゥーランドット姫との結婚を諦めて、この命を姫に捧げます。」と申してます。ただし、条件として名前を言い当てられなければ、カラフとの結婚を姫が承諾するというものでした。

そこで、姫は自分の国の国民に対して「カラフの名前を解き明かすまで、寝ることを禁じる」というお触れを出します。しかしそれだけに止まらず、冷酷な姫は「もし誰も彼の名前を解き明かすことが出来なければ、国民を皆殺しにする」というのでした。

このアリアは、第3幕でカラフが宮殿から月に照らされた庭に出たときに、トゥーランドット姫のお触れを聞き歌われます。そのため、歌詞を見ると夜のシーンで、夜が明ければ姫との結婚が果たされるため、最後の歌詞では「星々よ、沈め!暁には勝利を手に入れるだろう!」と歌っているのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はプッチーニ作曲のオペラ『トゥーランドット』から「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」の歌詞対訳と解説をお届けしました。もしまだこの曲を聴いたこと無い方がいたら、ルチアーノ・パバロッティの歌唱がおススメです!

私のサイトでは他にも様々な楽曲の歌詞対訳や解説を掲載しているので、気になったものがあれば是非ちぇくしてみてください!それでは今日も素敵なクラシック音楽ライフを!

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