「オーソレミオ(O sole mio)/ディ・カプア」の意味と歌詞対訳&解説【Di Capua】(イタリア語/日本語)

「オーソレミオ(O sole mio)/ディ・カプア」の意味と歌詞対訳&解説【Di Capua】(イタリア語/日本語)

どうも、こんにちは!声楽家&ブロガー&ボイストレーナーのとらよし(@moritora810)です。今回はイタリアのカンツオーネである「オーソレミオ(O sole mio)」の意味や歌詞対訳、解説についてお届けしたいと思います。

まずはじめに直訳的にオーソレミオの意味を訳すと「おお、私の太陽!」という意味です。これはつまり自分の恋人を太陽に比喩してそう言っているわけですね。イタリアのカンツォーネの特徴として、歌で愛を伝えるというのがあります。というより、イタリアはアモーレ(愛)の国といわれるほどですから、やはり音楽でも愛なんですね!それでは早速、オーソレミオの歌詞対訳と日本語訳についてみていきましょう!

オーソレミオ(O sole mio)の歌詞対訳と日本語訳

1.Che bella cosa na jurnata ‘e sole,/1.太陽の照り輝く日はなんと美しいのだろう
n’aria serena doppo na tempesta/嵐の後の澄み切った大気よ!
Pe’ ll’aria fresca pare già na festa/その新鮮な空気は、すでに歌に踊る宴のようだ
Che bella cosa na jurnata ‘e sole/太陽の照り輝く日はなんと美しいのだろう

Ma n’atu sole,/しかし私はもう一つの太陽
cchiù bello, oje ne’,/もっと美しい太陽を持っている
‘O sole mio,/おお、私の太陽
sta nfronte a te!/君こそ輝く太陽!
‘O sole, ‘o sole mio/太陽、おお私の太陽
sta nfronte a te!/君こそ輝く太陽!
sta nfronte a te!/君こそ輝く太陽!

2.Quanno fa notte e ‘o sole se ne scenne,/2.夜になり、太陽が沈むと
me vene quase ‘na malincunia;/まるで憂鬱が私にやってくるようだ。
sotto ‘a fenesta toia restarria/私は君の窓の下を去ることができない
quanno fa notte e ‘o sole se ne scenne./夜になり、太陽が沈むと

Ma n’atu sole,/しかし私はもう一つの太陽
cchiù bello, oje ne’,/もっと美しい太陽を持っている
‘O sole mio,/おお、私の太陽
sta nfronte a te!/君こそ輝く太陽!
‘O sole, ‘o sole mio/太陽、おお私の太陽
sta nfronte a te!/君こそ輝く太陽!
sta nfronte a te!/君こそ輝く太陽!

オーソレミオ(O sole mio)の解説

オーソレミオはおそらく日本で最も有名な、そして最も演奏機会の多いイタリアのカンツォーネです。カンツォーネはナポリ地方の民謡のことですね。歌もナポリ語というイタリア語の方便のようなもので歌われます。

この曲の成り立ちとしては、ジョパンニ・カプッロ(Giovanni Capurro, 1859-1920)の作詩、エドゥアルド・ディ・カプア(Eduardo Di Capua, 1865-1917)が作曲したとして、1898年に発表されました。ディカプはイタリアのナポリ地方出身の作曲家で、同時に歌手でもありました。ディカプアと同じ時代の作曲家としては、オペラ作曲家であるプッチーニやマスカーニなどが挙げられます。父親がヴァイオリニストだったということや、大学は地元ナポリのサンピエトロ音楽院に通ったこともあり、音楽一家であったことがうかがえます。

ディカプアは父親と共に、頻繁にヨーロッパに旅行をしていました。そんなとき、ウクライナのオデッサという都市に旅行したとき、この有名なメロディーが浮かんだと言われています。ただし、最近ではこの作曲者がディ・カプアとアルフレード・マッツッキ(Alfredo Mazzucchi, 1878-1972)の2人として明記されているものもあるそうです

どうして作曲者が2名になったのかというと、ディカプアがこの曲を発表したの前年の1897年6月に、ディカプアはアルフレードマッツッキから23曲のメロディを購入しました。その中に、このオーソレミオのメロディが含まれていたということのようです。つまり、マッツッキが作曲していたメロディをディカプアが購入して、それをもとに作曲したのがオーソレミオなのではということです。

しかし、この事実が明らかになったのは、オーソレミオが出版されてから75年断った1972年のことでした。作曲をしたマッツッキは亡くなっていたのですが、娘がオーソレミオを含む18曲のメロディはマッツッキのものだと裁判所に訴えたのです。そして2002年10月にマッツッキは合法的にオーソレミオの共同作曲家であると認められました。

この話だけ聞くと、メロディを購入したのであればそれはもうその人のものなのではないかという気もしますが、音楽の著作権はそう簡単な話ではないようですね。音楽業界には似たようなフレーズや和声進行はどうしてもつきものなのでしょうがないかなと思う節もあります。

さて、続いて歌詞をみていきましょう。オーソレミオの意味についてはさきほど説明した通り「私太陽!」という意味です。この歌詞はサビの部分でオーソレミオ(あなたは私の太陽!)と何回も繰り返して歌っていますね。歌詞の意味をよくみていくと、1番の歌詞はお昼、2番の歌詞は夜です。豊かな自然と愛する恋人を融合させた情熱的でロマンチックな詩の作りになっています。

歌う時はサビの導入部分である「Ma n’atu sole」を伸ばす人が多いのですが、もし2番まで歌う場合や、サビを繰り返して歌う場合には1回目はあまり伸ばし過ぎない方がよいでしょう。その方が変化を付けるという意味でも、素敵な演奏になると思います。もし参考にこの曲を聴くのであれば、三大テノールのパバロッティ、ドミンゴ、カレーラスがおすすめです。3人が同時に歌っている音源もあるので、是非チェックしてみてください!

ということで、今回はオーソレミオの歌詞対訳と解説、日本語訳についての記事でした。是非、ナポリ民謡を楽しんで聴いて見てください!それではまた!

《はてなブックマークをお願いします!》

このエントリーをはてなブックマークに追加