成功とは?成功を収めると得られる報酬は何?マーデン著【前進あるのみ】

成功とは?成功を収めると得られる報酬は何?マーデン著【前進あるのみ】

皆さん、こんにちは!今日は成功についての話をしたいと思います!よく漫画やドラマなんかで、「俺は成功してビックになるんだ!」とか言いますよね?でもあの成功って具体的に何のことなんでしょうか?まずは成功の基本的な意味を見て見ましょう。

成功は、計画などがうまくいき目標が達成できたことや、社会的に一定以上の地位を得たことを指す。「失敗」の対義。

Wikipedia「成功」より

というわけで、Wikipediaの「成功」のとこをみてみるとこのように書かれています。特に興味深いのは、「成功」の対義が「失敗」であることではないかと思います。私たちは誰しもが成功を求めており、失敗をしたいわけではありません。しかし、実際の問題として失敗をしたことが無い人はいません。誰しもが何らかの失敗をしています。ではあなたは成功していますか?というと、「まだ成功していない」と答える人が多いのはなぜでしょうか?失敗をおそれていては成功できないわけですが、今回はまずはじめに「成功」がどんなものなのかを考えていきましょう。

客観的な成功と主観的な成功

まず成功について考えるとき、客観的な成功主観的な成功について考える必要があります。客観的な成功とは、簡単にいうと社会的な成功他人からみたときの成功のことです。これは一般的に富や名声、名誉などが該当します。そしてそれは基本的には仕事のことを意味します。事業が成功したとか、職人関係の仕事であれば、コンクールなどで優勝したとかこういったようなことです。

そしてもうお分かりかと思いますが、私たちが「あの人は成功している」と述べる時、それはこの「仕事」という側面での成功を意味しています。しかしそれは当の本人が、主観的に「自分は成功した!」と思っているかどうかとはまた別の話です。例えばappleの創業者であるスティーブ・ジョブズは傍から見れば明らかな成功者ですが、本人の自伝を読むと分かる通り、彼は最後の方で自分の生き方を後悔しているような側面があります。「富や名声を得る社会的な成功はさほど意味がなく、もっと家族との時間を大切にすべきだった」と述べています。そうなってくると、客観的な成功はあまりここでは議論してもしょうがありません。

実は今回取り上げたいのはもう1つの、主観的な成功についてです。これはある意味で、自分の人生を生きること、自分の心の成功、勝利と関係しています。どんなに社会的に成功しても、金銭的に多額の報酬を得ても、自分の心が成功しなければ、私たちは決して満足することがありません。それでは実際に、実践的に、主観的な成功とはどういったことなのでしょうか?

マーデン著「前進あるのみ」

オリソン・スウェット・マーデンが1894年に書いた前進あるのみ成功についての名著として知られています。今回はこの本に書いてあることをいくつか紹介しながら成功というのがなんなのかを考えていきたいと思います。まずはこの本の本質が分かる文章をご紹介します。

法律家、牧師、医師、農夫、科学者、商人。誰もあなたにそういうものになれと命じることはない。何をするかではなく、何をするにせよ、自分が選んだ道で達人となるべく努力することが必要なのだ。

彫刻家が、ひたすら大理石の中に閉じ込められた天使の姿を見るように、自然はただ人間の内に秘められた精神に着目する。我々の可能性を引き出すために、自然は人間を無慈悲なまでに削ってはつき砕くのだ。

あぶく銭の1ドルよりも、苦労して手に入れた1ペニーの方が確実である。瞬足のサラブレッドも長距離レースになれば馬車引きで鍛えられたトロッター種にはかなわない。天才は瞬発力に優れているが、いずれ息切れしてしまう。不屈の精神は諦めることを知らないので、最後には勝利を得る。

めったにないような大きなチャンスを待っていてはいけない。ありふれたチャンスをものにして成功につなげるのだ。

この本は100年以上前に書かれた本にも関わらず、未だに多くの熱狂的な読者を獲得しています。この本で繰り返されるテーマのひとつが、「人間は逆境によって鍛えられる」ということです。チャーチルは「帆が一番高く上がるのは、追い風に乗っているときではなく、逆風に向かっているときだ」と言ったように、著者であるマーデンも、「偉人たちは、貧困と苦労の中で生まれ育った」と述べて、多くの偉人の例をあげています。

彼の考えでは、「失敗は、隠れたエネルギーをかき立て、眠っていた目的意識に火をつけて、潜在能力を目覚めさせることで、人を成功へと導くのだ」と述べており、また、サミュエル・スマイルズ(英国の作家・医師。著書『自助論』冒頭の「天は自ら助くる者を助く」が有名)の、「困難なくして成功なし」という言葉を引用しています。

重い荷物を持つ人はより一層の労力や力を使うのでより強くなれるが、荷物を持たない人は努力する必要がないので成長しないということです。また上記の言葉を見ると分かる通り、マーデンが「失敗」ということをなんら否定的にとらえていないのも分かると思います。日本では「失敗」をすると取り返しのつかないようなイメージが社会に蔓延していますが、本当の意味の成功において、失敗は必要不可欠な要素であることが分かります。

意志・勇気・忍耐・不屈の精神

世間体が良いことや、親が成功しているという理由だけで職業を選ぶべきではないとマーデンは言います。この本の中で最も重要な部分は、冒頭でも紹介した「誰もあなたにそういうものになれと命じることはないが、何をするにせよ自分が選んだ道で達人となるべく努力することが必要なのだ。」という部分です。

明確な目的があり、自分の仕事に時間を費やすだけの価値があると思えるなら、その仕事で能力を伸ばすことが出来ると述べています。それは「天職」を見い出すという考え方であり、「仕事をこなせばお金を得られるが、天職を見つければ自尊心を持つことができる。」とも述べています。

ここに必要なのが明確な意思、そしてそれを実践する勇気、辛抱強く継続する忍耐力不屈の精神です。これらを成し遂げたとき、マーデンは「豊かな人格」が形成されると述べています。そして、それこそが真の意味での「成功」であると述べているのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は成功がテーマでした。成功を収めると、一般的には富や名声、名誉といった報酬が手に入ると考えられていますが、それよりも「豊かな人格」こそが成功の報酬であるというマーデンの考え方は現代の私たちにも非常に参考になります。

現代はSNSやインターネットが普及したことによって、富や名声を得た、いわゆる社会的な成功者の生活を垣間見ることができるようになりました。それを羨ましいと感じたり、比較して自分が成功していない、つまり失敗しているのではないかと感じる人も出て来ているのだろうと思います。それは客観的な成功という側面と、資本主義社会的なこの世の中を鑑みれば自然なことかもしれません。

しかし、真の成功とはマーデンの述べるように、豊かな人格を形成すること、それ自体ではないかと思います。豊かな人格を形成できれば、その人は発展性があり、人から信頼され、愛される方向へ向かうことができます。一時的なものではなく、人生を通しての成功をおさめられれば本当の意味での成功者、勝者になることができるのかもしれません。

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