㉞ドイツ語の並列接続詞!(denn,oder,sondern,und,aber)文法【恋するドイツ語】
Herzlich Willkommen!! どうも、Torayoshi(@moritora810)です。
改めてこのドイツ語コーナーを見ていると沢山抜け落ちているところがあったので、少しずつ補完していきたいと思います!今日は並列接続詞の使い方について!
ドイツ語の並列接続詞とは?
並列接続詞とは、主文と主文を結ぶ接続詞のことです。簡単に言うと、この接続詞を使えば主文を2つ言うことができます。
そしてまず押さえておきたい文法的なポイントは、並列接続詞はポジション0(null)と考えます。ドイツ語の原則として動詞が必ず2番目!と何度もお話していますが、この並列接続詞はその数に数えません。そのため、まずはそれを理解して使うことが重要です!
また単語と単語をつなぐという使いかもします。たとえば「Ich und du/私とあなたは」みたいな使い方です。前置きはこれくらいにして早速例文でみていきましょう!
ドイツ語のdenn(~なので)
- Ich bleibe zu Hause, denn ich bin krank./私は家にとどまります、というのも私は病気なのです。
- Heute lerne ich Deutsch, denn morgen habe ich die Prüfung./私は今日ドイツ語を学びます、というのも明日試験があるのです。
「denn」は「weil」と同じ意味ですが、文法的な使い方が違います。「Weil」が従属接続詞というものにたいして、この「denn」が並列接続詞です。(※接続詞はこの2種類です。)
ただ、Weilと違い「denn」は全ての理由を説明できるので使い勝手が良いと思います。文法も基本は「主文+主文」なのでシンプルです。
ちなみに「denn」は接続詞以外にも「Was ist das denn?/これはいったい何ですか?」というような会話の中での強調として使うことも出来ます。もし余裕があれば覚えてみてください!
ドイツ語のoder(~か~、英:or)
- Wir werden nach Berlin oder Leipzig besuchen./私たちはベルリンかライプツィヒを訪れるでしょう。
- Ich gehe heute oder morgen zum Arzt./私は今日か明日医者に行きます。
「oder」は英語の「or」に相当します。どちらか一方といった表現をするときに使います。一応文法的に見ていると、本来はこれはその前の文章を繰り返します。
たとえば、「Ich gehe heute zum Arzt oder ich gehe morgen zum Arzt.」という感じです。ただこれは流石にやぼったいですよね。そこで「heute order morgen」とまとめてしまいます。もちろん会話等での使われ方もまとめたものを使います。
ドイツ語のnicht~,sondern(~ではなく、~)
- Wir gehen nicht ins Kino, sondern ins Konzert./私たちは映画館ではなくて、コンサートへ行く。
- Er kann nicht Französisch sprechen, sondern Deutsch./彼はフランス語ではなくて、ドイツ語が話せる。
この使い方は「~ではなくて、~です」と言いたいときに使えます。この場合「sondern」は接続詞的な使い方をするので、前の文章が否定形になります。
会話の前後で相手が聞いたことに対して、「そうではなくて」と言いたときも使えます。たとえば、「Bist du Chinesisch?/あなたは中国人ですか?」と聞かれて、「Nein, sondern Japaner!!/そうではなくて日本人です!」とか言うこともできます。
ドイツ語のund(~と)
- Heute soll ich arbeiten und einkaufen./今日、私は仕事と買い物をしなければいけません。
- Er und sie gehen heute ins Kino./彼と彼女は今日映画へ行く。
「und」はたぶんドイツ語で最もよく使う単語のひとつだと思います。これも先ほどの「oder」同様に文章を2文にすることが可能ですが単語でつなげています!
「und」の違う使い方として会話の途中で話につまったとき、「うーんと」みたいに使うことも出来ます。ドイツ語だと「uuuuuund」みたいな感じです。笑
ちなみにドイツ語の「u」発音は「o」みたいにするとカッコよく発音できるので是非試してみてください!
ドイツ語のaber(~しかし)
- Ich möchte auch gehen, aber ich muss arbeiten.../私も行きたいけど、働かなければいけない。
- Er musste die Hausaufgabe machen, aber er war krank./彼は宿題をしなければならなかった、しかし彼は病気だった。
「aber」も並列接続詞のひとつです。前の文章と反対のことを言いたときなどに使います。英語の「but」と同じ意味です。
肯定と否定を並列で言いたいときにも良く使う表現です。「Das ist gut Idee, aber...../それは良いアイディアだと思う、でも・・・・」みたいな使い方のときです。
ドイツ語の並列接続詞の重要ポイント!
この並列接続詞で重要なポイントは、並列接続の単語はポジション0(null)で考えるというところです。これを間違ってひとつめの単語だと考えてしまうと、文法的な間違えが出てくるので、語順に注意して取り扱ってみてください!
それではまた次回!Bis bald~!!
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