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ミュージックスクールでボイトレの先生選び!良い先生の条件は?【現役講師が分析】

ミュージックスクールでボイトレの先生選び!良い先生の条件は?【現役講師が分析】

Guten Tag!! どうも、Torayoshi(@moritora810)です。私は現在、ミュージックスクールで勤務していますが、沢山の先生がいます。はじめて通う方の中には「どんな先生が良いんだろう?」と悩む方も多いかもしれません。

たとえば私のスクールの場合、生徒さんが自分で先生を選べるシステムなので、自分で先生を決めなければいけません。ちなみに私自身も10年間ほど複数の人からレッスンを受けてきたので、ある程度は信頼性があると思います!

ということで、今日はそんなときに使える、「どういう先生が良い先生か?」の傾向をお話したいと思います。(※今回はあくまで傾向なので主観的な観測も多分に入ってます!)

良い先生の条件とは?

それでは良い先生の条件とはいったいなんでしょうか?実はこれは簡単です。それは「自分に合っているかどうか」ということだけです。

とはいっても、それだけだと選ぶ基準というものとは関係なくなってくるので、もう少し具体的なお話をしていきましょう!

①自分の目的や方針に沿ってレッスンをしてくれる

これは簡単に言うと「先生の柔軟性」の話です。いわばコミュニケーションの延長線上の話になるかもしれませんが、生徒さんの目的に合わせてレッスンしてくれる先生は基本的に良い先生ですし、人間として信頼できることが多いです。

というのも、先生の中にはこれまで自分が学んできたことだけを教えたくてウズウズしている人もいます。そこで問題になってくるのは、それがあなたのやりたいこととマッチしているかどうかということです。もちろん、その先生の分野が自分の学びたい分野と被っていれば、そもそも良いレッスンになる可能性は高くなります。しかしそうでない場合は、柔軟な先生の方がきっと良い結果を生むと思います。

大事なのは何を中心に据えているかということです。あなたがやりたいことが中心であるのが理想で、先生が教えたいことが中心の場合はそれが自分にあっているかよく検討してみてください!

②実際に演奏してくれる先生か

ミュージックスクールに勤務している先生は殆どの場合、これまで演奏活動をしてきた人や、あるいは現役で演奏をしている人が多いです。

しかし押さえておきたいポイントは、「演奏の才能と教える才能はまた少し違う」ということです。たとえば、「演奏は最高だけど教えるのが上手くない人」「演奏はまぁまぁだけど教えるのが上手い人」が世の中にはいます。もちろん、「演奏も最高で教えるのも上手い人」もいます。

一番最後の人から教わるのが最高ですが、なかなか巡り合う確率は低いでしょう。ここで重要な基準は、実際に教えてくれる時に演奏しながらサンプルを示してくれるかどうかということです。たとえば歌の場合、声でサンプルを示さないで、言葉だけ(話しだけ)で歌のレッスンをしてもさほど意味はありません。というよりは、圧倒的に説得力がありません。

「そこはこう(※実際歌ってくれる)じゃなくてこういう風(※歌う)に歌ってみたら?」と実際に声を出して提案してくれる方が分かりやすく、説得力があります。

これはもちろんギターやピアノ、どんな楽器でもそうです。特にこういった芸事は先生を模倣することで早く上達します。ですので、そういったところも是非参考にしてみてください!

③レッスンの時間が有意義であるか

当たり前な話ですが、その先生との時間が有意義であるのかどうかは重要な判断基準です。その先生から何か新しいアイディアを貰ったり、考え方や演奏のサンプルを貰ったりしなければ意味がありません。というのも、生徒は必ず先生の影響を受けます。それは良い意味でも悪い意味でも必ず影響してきます。

そのため、この先生選びというのは非常に重要なのです。演奏技術はもちろんのこと、その人の人間性からも影響を受けるので、是非、「人×人」という枠で、その先生がどうだろうか?ということを一度考えてみてください。

④ある程度経歴のある人か

ミュージックスクールにもよりますが、経歴がどういった感じなのかというのもある程度は目安になります。というのも、それはカバーできる範囲が広くなるからです。

たとえばクラシック系の先生で音楽大学を卒業している人であれば、楽典と呼ばれる音楽の規則のようなことも勉強できます。

あるいは歌の場合、ボイスパーカッションの大会に出ている人であればそれについて先生から学べますし、アカペラをやってる人ならそれを学べます。ミュージカルで演技もしている人からは演技についても学べます。

当た前かもしれませんが、「その人が何をしてきたのか」をきちんと把握できれば、おのずと「自分が何を学べるのか」ということを想像できると思います。

⑤音楽が好きか

この、「音楽がどのくらい好きか」も重要な要素です。流石に先生で音楽が嫌いな人はいないと信じたいですが、中にはイライラしていたり、あまり楽しそうでない人もいます。

どうやってそれを推し量るかと言えば、その先生が音楽についてポジティブな言葉を話していることや、実際に楽しそうに音楽をしているのであれば、それはひとつの目安になります。

音楽を本当に心から愛している人や、楽しんでいる人は、躊躇なく「自分は音楽が好きだ」とか「音楽を愛している」と言いますし、たとえそれがレッスンであっても必ず楽しんでいます。個人的にはとても重要な項目のひとつです。

あまりオススメしない人の特徴

これはあくまでも傾向的な話ですが、「こういう人はやめといた方が良いよー」という人の特徴についてもピックアップしておきたいと思います。

もし今の先生がこんな感じなのであれば、改善の余地があります。もちろん、最初に述べた通り、最も重要なのは「自分にあっているかどうか」なので、それが自分に合っているのであれば全く問題ありません!

①いつも注意や怒るばかりで褒めない

もちろん、褒められるために音楽をしているわけではありません。しかし、いつも注意したり怒ったりするというのは考えものです。もしはじめてレッスンを受けるのであれば心が折れてしまうかもしれません。たとえば、私の場合は怒ったり注意したりするということをしません

では何をするのかと言えば、提案するだけです。それは違うやり方、サンプルを示すというだけです。そもそも、生徒さんが演奏したものを否定するのは音楽の本質から外れています。

音楽は本来好きに演奏して良いものですし、正解など誰も持っていないのです。誤解をおそれずに言うなら、演奏したい人が演奏したいようにするのがひとつの正解です。

それが人の心に届くかや、上手いかというのは別の問題ですが、それは明らかにひとつの正解なのです。音楽はそうした非常に個人的な、パーソナルな側面を含んでいます。もしいつもイライラしていたり、あなたの人格を否定したりする様であればそれは考えものです。もちろん、自分はスパルタで伸びるタイプだと思う方は問題ありませんが、どうぞご自愛ください!

②考えを押し付けてこないか(高圧的でないか)

先ほどの内容とも被りますが、「自分の考え方や主義に同調させようとしすぎる人」は要注意です。もちろん、先生は自分が正しいと思うことについて教えています。ですので、必ずこういった側面があります。何かを教えるときには、自分が正しいと思うことを教えるしか方法はないからです。

しかし、結局それもひとつの意見にすぎないことを先生も生徒も理解しなければなりません。先ほども述べたように、そもそも音楽に正解はないからです。音楽に正解があると思っていて、そしてそれが世界共通だと思っているのであればそれだけは大間違いです。音楽は世界共通ですが、そのスタイルが世界共通ということはありえません。

しかし誤解がないように述べると、「これが自分の信じている音楽だ!」と思うことは大切なことですし、必要なことです。しかし、それを押し付けるのはまた別の話なのです。ですので、考え方やメソードを強要するような言動、そして更に高圧的な態度があれば十分に注意してください!自分の取捨選択能力も問われるのがレッスンです。

③三か月ほどレッスンを受けても変化がみられない

たとえば漢方や薬とかで、「〇〇週間飲んでも症状が改善しない場合は使用を中止してください」といった注意書きがありますよね?あれと同じです。歌に関していえば、週に一回・三か月レッスンを受けて効果が出ない場合はおそらくメソードが間違っているか、やり方が先生と合っていません。もしくは、生徒が相当怠けぐせがあって怠惰(たいだ)であるかということです。

しかし、生徒のやる気が起きないのであれば、それも結局生徒のやる気を引き起こさないような先生の責任です。優れた先生であれば、生徒のやる気を引き出す色々な方法を試しますし、そもそもモチベーションというものがパフォーマンスにどれだけ影響するのかを知っています。

モチベーションが高ければ演奏のパフォーマンスは確実に向上しますし、伸びも早いです。それを理解していない時点で教師としては失格だと私は思います。

まとめ

ということで、今回はミュージックスクールやレッスンでどんな先生を選ぶと良いかについてのお話でした!マンツーマンレッスンは、良い意味でも悪い意味でも自分の習っている先生から影響を受けます。

良い先生に巡り合えれば一生の財産になるような話を聞けたり、実際に自分の技術が向上したりと良いいことづくめなので、是非良い先生と会えるようにアンテナを張ってみてください!

それでは素敵な音楽を!Enjoy music~!

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