とらよしの人生 ボイトレ

音楽教室でボイトレ講師として働いた体験談〈ミュージックスクールの仕事内容と実態〉

音楽教室でボイトレ講師として働いた体験談〈ミュージックスクールの仕事内容と実態〉

どうも、とらよし(@moritora810)です。私は昨日、約7か月間務めたミュージックスクール(音楽教室)を退職しました。今日は同じようにミュージックスクールや音楽教室でボイトレなどの講師として働きたい方に向けて、体験談をシェアしたいと思います。

ちなみに私はこの7か月間の仕事はとても有意義でした。私は運が良いので、生徒さんにも恵まれて、マンツーマンレッスンを通して信頼関係を構築していけたと感じています。また教えることが向いていることが分かりましたし、月ごとに教える精度も上がっていたと実感しています。

もし私にスクールで関わった方がこの記事を読むことがあれば心から感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました!皆さんのおかげで私の人生は豊かになりました!!!!幸せ者です。

音楽教室の仕事内容(ミュージックスクールボイトレ講師の場合)

音楽教室の仕事内容は以下のようなことです。

  • 生徒一人一人のレッスンカルテを作成
  • 楽譜の準備やコピー
  • レッスン

私の勤めていたミュージックスクールは、いわゆる先生を固定するタイプの音楽教室ではなかったので、生徒が自分で先生を選ぶことができます。そのため、レッスン毎にこういったカルテを作成することで次にレッスンをする先生が状況を把握できるようにする必要があるのです。内容は、その日どういったレッスンをしたのかということと、その生徒の課題や目標、現在練習している曲などについて記載していました。

楽譜の準備やコピーは生徒がしてくれるときもあれば、私が用意するときもありました。これについては、生徒や先生の会話の中で決定していきます。私は生徒の楽譜を用意するのに抵抗がなかったですが、人によっては嫌かもしれませんね。

そして、もちろん大切なのはレッスンをすることです。あなたが講師の仕事をしようかと考えているのであれば「ミュージックスクールで働くにはどのくらいのレベルが必要なの?」と思う方もいると思います。ひとまず私がミュージックスクールで勤務をスタートさせたときの経歴は以下のような感じでした。

  • 音楽大学で声楽を専攻して卒業
  • 大学院も声楽を学んで修了
  • ドイツに1年半音楽留学
  • 演奏会や本番等の経験は100公演程度(ソロや合唱等、小さな演奏会もすべて含んで)
  • 歌を学んできた期間は10年程

私はこんな感じでミュージックスクールでの勤務をはじめました。勤務をスタートした後、他の講師の方々の経歴などを見る機会がありましたが、第一に専攻によって経歴にとても差があると感じました。

たとえば、ドラムやギターというものはそもそも音楽大学などで専攻が存在しないところが多いです。そのため、どちらかと言うと長年バンド活動をしてきた人や、どこか団体に所属して楽器を演奏してきた人たちが教えていました。

それに対して、例えば歌だったりピアノだったりヴァイオリンといった専攻の講師は、私同様に音楽大学出身の人たちも多かったです。しかし、歌(ボーカル)に関しては、音楽大学以外にもバンド活動やシンガーソングライターの活動、あるいはアイドルなどの経験をした方たちが教えているという実態もありました。それでは、どのレベルなら勤務することができるでしょうか…?

音楽教室で働けるレベル(ミュージックスクールのボイトレ講師の場合)

決して自慢したいわけではありませんが、私の経歴(学歴)を他の先生と比較した場合、それはかなり高い位置でした。というのも、歌の先生は10人以上いましたが、院を出て留学までしている人は他にいなかったからです。というより、クラシックでなければそのように長く勉強することも少ないからです。(※そもそもクラシックでも留学までする人は多くない。)

そういった経歴もあり、10年以上歌の勉強をしてきたわけですから歌についての専門性はかなり高かった方だと思います。音楽大学の出身でしたので、楽典的な内容も教えることが可能でしたし、演奏経験もあるのでプロを目指す人たちも教えることができました。

では、結局どのレベルであれば音楽教室で働けるのでしょうか?私の感じた条件は以下の3つです。

  • 人間的にある程度成熟している。
  • 相手を気遣ったり一緒に問題解決しようとする姿勢がある。
  • 専門知識を持っている。

経歴の話を最初にしたので意外かもしれませんが、音楽教室で働くのに音楽のレベルはそれほど関係ありません。というのは、よく言われる話として「音楽的に優れている人が教えるのが上手いとは限らない」からです。ただし、当然ながら一番良いのは「音楽的に優れていて教えるのも上手」であることです。

しかし、それよりももっと大切なことがあります。それが最初にあげた2つの要件です。

相手をリスペクトするということ

レッスンには様々な悩みや目的を持った生徒さんがいらっしゃいます。まだ中学生や高校生の子たちもいれば、ご年配の方もいます。

そんな中で大切なことは相手をリスペクトする姿勢です。しかし講師の先生で、ごく稀に勘違いしている方もます。私たちはその分野に限って言えば、生徒さんよりも技術や知識、経験があるので優位性を持っているのは当然のことですし、そうでなければいけません。

だからといって偉そうにしたり、知ったふりをして教えるのは全くの間違いです。確かに、そういった威厳を持った態度をすれば、はじめて歌を学ぶ生徒に対してインパクトを与えたり、「すごい先生だ」と思わせることができるでしょう。

ただそれは生徒の問題を解決したり、成長させるために必要のないことです。自分のプライドを誇示したいからなのか、承認欲求を満たされたいからなのかは分かりませんが、そんなことに時間を使っているぐらいならもっと大事な話をしてください。レッスンでやるべきことは山ほどあるはずなのです。

生徒と一緒に問題を解決していこうとする姿勢

また、生徒と一緒に問題解決していこうとする姿勢も非常に重要です。私も10年間色々なレッスンを受けてきましたが、確信を持って言えることがあります。それは「先生も全部分かってるわけではない」ということです。そして、歌に関して言えば「処方箋がひとりひとり異なる」ということです。

もしあなたが講師として教えようと思っていて、全てをマニュアル化して均一に教えようとしているのであればそれでは上手くいきません。もちろん、ベーシックなメソードや知識は共通のものであると思います。しかし、その後には必ず一人一人にカスタイズしたレッスンをしなければいけません。

たとえば、音程やリズムが取れない人、声が出ない人に対して「表現」のレッスンをどれだけ熱心にしても意味がありません。なぜならそれを実行できるツール(声という手段)がないからです。逆に、声も良く出て発声はクリアになっている生徒にずっと発声ばかりしていたら、良い声を出すことが目的のようになってしまいます。それでは音楽の本質は失われていきます。

更に現場ではこんな単純な話ではなくて、驚くほど個々のシチュエーションが異なります。年齢や目的、悩みも本当に様々です。そんな中で必要なのが先ほど述べた「生徒と一緒に問題解決をしようとする姿勢」なのです。

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音楽や歌の専門知識

私は教え始めるにあたって、数日間ほど歌について言語的な勉強を行いました。なぜなら、歌を人に教えるときはできるだけ具体的に言語化するべきだからです。

歌は必ず感覚的な部分が関わってきます。それをそのまま全部「こういう感じで」ということの割合が増えれば、より生徒の感覚や感性、あるいは気づく能力に依存してしまうことになります。

そのため、ある程度は人体の構造や声がでる仕組みを知っていなければいけません。それはある種の客観性を生みます。もちろん、そこから何が重要であるのか、声を出すために何が必要なのかの道筋をきちんと説明していかなければいけません。

ちなみに私は以下のような書籍で勉強しました。

他にも沢山読んだのですが、購入して手元にあるのはやはりこういった声楽系のものです。いわゆる「ボイストレーニング」についての本も10冊程度は読みましたが、題名が思い出せません。とりあえずは図書館や大きな書店で何冊か読んでみることをオススメします!!

まとめ

今日は音楽教室でボイトレ講師として働いた体験談でした。もしこれからボイトレ講師としてミュージックスクールで働こうと思っている方がいたら、その参考になれば幸いです。

何度も繰り返しますが、マンツーマンレッスンで大事なことは生徒一人一人と向き合うことです。その人の問題点や目標をお互いに共有して、問題の解決や目標の達成を一緒に行っていきます。

私たちはただ歌のスキルを教えるだけではありません。音楽を通してコミュニケーションスキルや感情表現を成長させたり、周辺の人間関係をより良くする手伝いをするべきです。

特にそれが人生経験の浅い中学生~大学生であればなおさらのことです。また生徒は先生の真似をしようとします。というのも、芸事の基本的な学習方法は「模倣」だからです。あなたが歌や音楽について偉そうに歌を教えるなら、彼らは他人に対してそういう態度を取るようになるでしょう。そしてそれは最大の間違いです。

あなたが真摯に一人一人と向き合い、心を開けばきっと生徒さんも同じように心を開いてくれます!その感覚をお互いに共有できることが何よりも素晴らしいことです。

お互いがWin×Winになれる関係を築けるように是非レッスンでも試行錯誤してみてください!それではまた~!

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