
ベートーヴェンが使ってたピアノです!他にもベートーヴェン曲がほぼ全て聴ける視聴覚室みたいな部屋があって、そこではオンラインで彼の実筆譜を見ることができました!!大満足です。値段は大人6€でした。 素晴らしい価格設定・・・。音楽をしてる人はベートーヴェンの自筆譜とかが見れるので絶対楽しいと思います。(個人的には"Andenken"の原譜があってすごいテンションあがありました。)
その後はきっとベートーヴェンも行ったであろう近くにある教会へ。装飾から何から、とても美しい教会でした・・・。そして教会を出たところ、ケルンに住む同業者から連絡が・・・。「ボンにシューマンのお墓もあるらしいですよ~」!!!!!なんやてー!!!シューマンはライプチッヒのイメージが強いので全く知りませんでした。しかし早速調べてみると出てくるではありませんか!!急遽予定を変更して行ってきました。(写真は立ち寄った教会の外観です。)
ロベルト&クララ・シューマンのお墓

そうこうしているうちに辿り着きました! ロベルト・シューマン夫妻のお墓です!ただ残念ながら雨が降っていたからかもしれませんが、シートみたいなのがかぶせられていました・・・。そうはいっても、私は学部のときからシューマンの歌曲を勉強してきたので、その想いも一押しでした。墓前でしっかりと、「これからもあなたの曲を歌わせて頂きます!」と挨拶してきました。そして今回シューマンのお墓を訪ねてみて感じたことは、演奏家が作曲家のお墓を訪れることはとても意義があるということでした。というのも、今回シューマンのお墓を訪ねたことで、「今後はシューマンの曲を低いクオリティでは演奏できない!!!」という心が生まれたからです。(もちろん気持ちだけあっても技術がなければどうしようもないのですが、それでも先立つものは大事かなと思います。)
私は日本で音楽を勉強しているときから作曲家に対する尊敬の念を持っていましたが、今回の経験を通して作曲家を良い意味で身近に感じることができました。良い意味でというのは、「あー、シューマンね。知ってる。知ってる。お墓も行ったし!」とかいう意味ではなくて、「彼が実際にこの地で生きていたと言うことを実体験として経験したことで、より彼の魂(というか存在?音楽?)を信じることができるようになった」ということです。(ちなみに私は心とか魂とか霊的なものを信じています。音楽家はそういう人が多いかも・・・?)ですので、今後も機会があれば作曲家のお墓を訪ねたいと思います。
1300年代から続くボンのレストラン
そしてボン旅行の締めは 1300年代から営業しているというレストランへ!!もしかしたらベートーヴェンハウスもシューマンもここで食事したことがあるかもしれません。(日本は鎌倉~室町時代。)なんでも各国の首脳が来たりもするんだとか・・・。よく分からずに日替わりメニューを頼んだところ、なんとお米が出てきました。どうやら700年の間に進化しているようです・・・。それではまた次回!Bis Bald~!!