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ドイツのクラシック音楽レベルは高い?内田光子ピアノリサイタルとドンジョバンニ

ドイツのクラシック音楽レベルは高い?内田光子ピアノリサイタルとドンジョバンニ

どうもTorayoshi(@moritora810)です。今日は留学中、フランクフルトにいた頃に聴いた演奏会のお話をしようと思います!

ドイツのクラシック音楽レベルは高いのか?

結論からいうと、演奏会によります!!(そんな元も子もないことを・・・)私はドイツへ来てから10回弱ぐらい演奏会へ行きました。その中には心躍るような演奏もあれば、相当退屈だった演奏会もあります。ドイツで最初に聞いた演奏会はフランクフルト市内の教会で行われた、ヘンデル作曲のオラトリオ「メサイア」です。会場の雰囲気は最高でした。

しかし、あんまりよくありませんでした。私が勉強したことのある曲だったということも関係ありますが、ソリストの声は本当に聴こえない(唯一アルトの人は素敵でした)し、合唱団はふにゃふにゃしてるしで、感動的な演奏だとは思いませんでした。

私はドイツへ来る前は、「ドイツのレベルはめちゃくちゃ高いのだろうな・・・。」と思っていましたが、それは偏見でした。当然と言えば当然ですが、結局は国とかどうとかと言うより、演奏する人(団体)のレベルによると思いました。さて、もう少し演奏会について。

フランクフルトオーパーでのドンジョバンニ

続いて、ドイツで最初に聞いたオペラはモーツァルト作曲のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」!残念ながら上の方の安い席だったので、距離がありましたが、それでも楽しめました!値段は確か17€ぐらいだったと思います。フランクフルトは人口70万人ぐらいですが、それでも街にオペラハウスがあってこんなに沢山の人が来てるのを見て、やっぱりクラシック音楽が根付いているんだなぁと関心しました。

アルテオーパーでの内田光子ピアノリサイタル

 

それからフランクフルトの市街地にあるアルテオーパー(旧オペラ座)で「内田光子ピアノリサイタル」にも行きました。内田光子さんは国際的に活躍している日本人ピアニストです。この日はモーツァルトのソナタとシューマンでした。

個人的には、モーツァルトのソナタが最高でした。本当に魔法のような音色で、素晴らしい時間でした。残念ながらシューマンはモーツァルトほどはワクワクしませんでした。私には難しかったようです。


演奏家は独自のスタイルを持っている

演奏家にはそこまで積極的に演奏会に行かない人もいますが、私はよく演奏会に足を運ぶタイプです。もちろん勉強のためということもありますが、単純に好きだからです。そして今まで学校の定期試験なんかを含めれば、最低でも100公演以上は演奏会を聴いています。折角ですので、ここで私が沢山演奏会に行って見つけたある法則を発表したいと思います。

それは、「良い演奏家は必ずと言っていい程、自分のスタイルを持っている」ということ。それは演奏家に限らず、ある道を極めようとしてる人に共通していることのようにも思います。そういう演奏を聴くと、人間的に魅力的だなと感じます。

なぜならそれは、その人自身の音楽が奏でられているからです。やはり、「人に言われた通りにやっているようではダメ」ということでしょうか。(もちろん「人前で演奏するときは」という意味です。レッスンでは先生に言われたことを真似したり、試してみる方が絶対に伸びます。)

これは日本の音大あるあるだと思いますが、お客さんが入る演奏会だと知りつつ、「先生の言うとおりにやっているから大丈夫」という人は、その先生に褒めて貰いたいだけ(もしくはある種の圧力を感じていてそれどころじゃない)なので、あまり魅力がありません。これは音楽の世界に限らず、誰かに認めて欲しいから頑張るという方向性、それだけで勉強をしている人はだんだん迷子になります。そして気づいたときには・・・。

ヨーロッパに出てきて思うのは、日本人は確かに空気を読んだり、相手に同調することに長けている民族だと思います。それゆえ人に合わせてしまうばかりに、しばしばそんなことが起きてしまうのかもしれません。ということで、「みんな人に助けて貰いながら自分の道を歩いていこうよ!!」という話でした。それではまた次回!Bis Bald~!!

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