考え方

生きるということは表現すること〈なぜ生きるのか〉【音楽家の視点から】

生きるということは表現すること〈なぜ生きるのか〉【音楽家の視点から】

どうも、とらよし(@moritora810)です!私はミュージックスクールで歌を教えているのですが、そこには色々な人たちがレッスンへ来ます。

趣味で音楽をしたい人、プロを目指している人、声優の人、役者の人、タレントの人、アイドルの人、中学生もいれば定年退職した方もいます。

もちろん、その方たちがやりたいことや改善したいことは異なります。音痴を治したいという人がいれば、リズムを良くしたい人もいますし、高い音をとにかく出したい人もいます。

しかし、私が全員に共通してお話ししてるのが今日の「表現」というところなのです。それではなぜ表現が生きることなのか?考えていきましょう!

生きるということは活動するということ

当たり前であはりますが、生きるということは活動するということです。

たとえばどんなに引きこもりで、社会と関わりを断っていたとしても、食べたり寝たりします。もう少し活発であれば音楽を聴いたり、あるいは演奏したり、絵を見たり描いたり、本を読んだり何か文章を書いたり…etc

亡くなった方にこれらの活動はできませんが、生きている人間は活動をします。そしてその活動の中で表現をすることができます。

しかし、多くの人は「発信するときに表現している」と考えるのではないかと思います。

音楽を演奏する、舞台で踊る、絵を描く、文章を書く…etc、そういったことを通して「表現している」と考えています。

もちろん、それは間違いなく「表現」であり、私はそうやって何かを発信することが大切だと思っていますし、もっと多くの人がそういった活動をするべきだと思っています。

しかし今回はそうではなくて、もっと最初の段階のお話をしたいのです。

自分に表現するということ(感じること)

今回私がお話したいアイディアは、「受動しているときだって人は表現できる」ということです。

これはどういうことかと言えば、たとえばご飯を食べているとき、それを味覚視覚嗅覚、あるいは触覚聴覚といった五感感じることができるということです。

味はもちろん、具材の見た目や色合い、匂い、触れる食材もあるでしょう。調理の過程を想像すれば具材を切ったり炒めたりするときの音、あるいは噛んだときの音もあるでしょう。

つまり、「表現するための環境はすでに揃っている」ということです。

なぜなら私は、「表現というものの第一歩は自分が感じること」だと思っているからです。これが今回の話のもっとも大切な部分です。

そもそも表現とは何か

先に上げた能動的な、他者との関わり合いの中での「表現」というものは、言い換えると「誰かと何かをシェアしようとするもの」とも言えます。

たとえば演奏をするということは、その曲のテーマ、あるいは歌詞に自分が共感していて、それを誰かとシェアしようとする試みのひとつです。

ここでフロムの言葉を紹介したいと思います。このブログでは以前に、エーリヒフロム著作の「愛すること」という本を紹介しました。フロムは著者の中で、「愛するということは自分の生命を与えることだ」と述べています。

この生命とは、「自分の中に息づいているもの」のことです。相手に対して、自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど、自分の中に息づいているもののあらゆる表現を与えること。これが「愛」だとフロムは述べています。

この文章を分解すると分かる通り、まず最初に必要なのは自分が感じること、つまり「生命を息づかせること」です。それがなければ与えることはできません。

つまり、それこそが「表現」の第一歩であると私は思っているのです。つまり、「表現」「感じること」とても密接な関係にあります。

人間は、自分が感じるから誰かとそれをシェアしようとするのです。

「なぜ生きるのか?」という問いにもし答えるなら、「誰かと何かをシェアするため」だと私は思います。この欲求はとても強く、そして世界を良くするものなのです。

表現に必要な「想像力」と「集中力」

「表現」というものは、人に対して行う活動だけではなく、自分がすでにおかれている環境の中でもっと多くのことを感じるということで可能性が拡がります。

そしてその為に必要なのが「想像力」や「集中力」です。

たとえば何かを食べるのであれば、自分の感覚に敏感に繊細になることで味覚を最大限拡張することができますし、音楽ならもっと体感的に自分の中に入り込んでビートを感じることも出来ます。

このように集中力や想像力を働かせると人は物事を能動的に感じることが可能なのですが、この行為の欠点は「疲れる」ということです。

これには体力がなければいけませんし、精神的な余裕がなければいけません。身体や脳が疲れていると人は何も感じれなくなります。

もし疲れているのであれば、能動的に何かを感じたり、あるいは表現していく領域へ行くのはとても難しいことだろうと思います。そのため皆さん、色々あると思いますがまずは健康第一です!

まとめ

ちょっとまとまりがない文章になってしまったと自分でも感じますが、とりあえず私の言いたいことは次のことです。

  • 人間は活動の中で「集中力」や「創造性」を使えば能動的に感じることができる
  • それは自己表現であり、他者への表現の第一歩である
  • 感じたことを誰かとシェアしたり伝えるということは生きるということ
  • フロムによるとそれは「愛」である
  • 「愛」あるいは「表現」には体力的・精神的な余裕や余力が必要

「表現する」ということは、「誰かと何かをシェアしようとする」ことです。そして、何を感じたかはその人の「センス」なので何が正解であるとかそういった話とは異なります。

私はいつも生徒さんんが歌いたい曲を使ってレッスンをするのですが、それでもたまに「どう表現したら良いか分からない」という方がいます。そんなときは「この曲の何が好きか?」「この曲のどの部分に共感しているのか?それはメロディなのか歌詞なのか、コードなのか?」ということを一緒に考えていきます。

それが明確になった上で、「それならこういうやり方で表現をすれば伝わりやすい」と言うことを考えるのです。

ここで大事なことは「その人が感じていること、表現したいことを明確にする」ということです。それはその人の「本物」であり、「感じていること」であり「表現」なのです。

ということで、今回は言葉(文章)というツールを使った、私の感じている「表現」についての「表現」でした!それではまた次回!

 

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