ドイツ⇔日本を最安値で往復するには?往復の格安航空券&直行便を航空会社で比較!
どうも、Torayoshi(@moritora810)です。私はドイツ留学時代に3回程度ドイツ⇔日本を往復しました。その際に「日本とドイツの飛行機事情」について調べていたので、今後またドイツへ行くときの為にもまとめておきたいと思います!
航空券の種類とチケットの安い時期について
まず今回の航空券比較での前提条件は次の5つです。
- チケットは航空券で往復券のみ(※片道の方が安い?と思うかもしれませんが、片道の方が高いです。そして最大の問題は「片道しか持っていないと入国時の保安検査で引っかかるおそれがある」ということです。ドイツやEU圏で永住ビザ等を取得している場合には可能かもしれませんが、そうでない場合には入国できないおそれがあります!)
- エコノミークラス
- 出発地は日本の国際空港
- 乗り換えは到着した同一空港内
- 目的地はフランクフルト国際空港(※フランクフルトからドイツ各地へは、ICEと呼ばれる新幹線のようなものか、LCCの飛行機で簡単にアクセスできるため。)
最安チケットは通常、1ヵ月以内の往復セットで同じ航空会社の往復便として販売されています。1か月以上滞在したい場合にはどうしても少し割高になる傾向があります。もし三か月以上滞在したい場合は「オープンチケット」というものがあるのでそれも最後に解説しています。
航空券が安いシーズン
航空券にはシーズンが存在します。例えば日本から海外へ行く場合、お盆やゴールデンウィーク、年末年始というのは必ず値上がりします。それは単純に需要と供給の関係です。
もちろんドイツでも繁忙期(バカンスの夏の時期)があります。ということでズバリ、日本⇔ドイツの航空券ピークは7~9月です。この時期はドイツの気候もいい感じで、9月にはミュンヘンで世界的にも有名なオクトーバーフェストが開催されています。ということでこの時期はどうしても高いです。
逆に安い時期は、「1~3月前半」「5~6月」「10月後半~12月前半」といったところでしょうか。旅行で訪れるなら、「5~6月」がオススメです。少し肌寒いかもしれませんが、気候も良くて観光に適しています。12月はクリスマスマーケット狙いでいくのも楽しいはずです!マーケットは12月に入ればどこでも開催しています。1~3月は寒いので美術館巡りとかをしたい人であればこのシーズンもありです。
それではいくつかチケットを見ていきましょう!
日本⇔ドイツへの最安チケットは?
それでは日本⇔ドイツのチケットを比較していきましょう。その上でどんな選択肢があるのか、航空会社ごとに比較を行っていきます。
まず探し方ですが、私が留学時代にも使っていた「Google Flight」で検索をすることをオススメします。Google Flightは日程ごとの料金をカレンダーで確認出来たり、乗り換えの回数を指定したり、値段を指定したりできてとても利便性が高いです。
そして気になる航空券を見つけた場合には、必ず該当する航空会社の公式サイトに飛んで確認をします。思いがけず、日程を少しずらすと安くなったりすることもあるのでこれは必須です!さて、それでは日本⇔ドイツの最安航空券と相場をみていきましょう!
アシアナ航空
まずは最安値のチケットです。今回は、2019年6月4日~11日という1週間の滞在で調べたところ、最安値は「アシアナ航空」の¥76,310でした。これで往復の値段なので、片道¥38,000程度です。日程は以下の通りです。
- 6:10 羽田空港(移動時間:2時間25分)
- 8:35 仁川(インチョン)国際空港
- (乗り継ぎ待ち時間:3時間25分・ソウル)
- 12:00 仁川国際空港(移動時間:11時間30分)
- 16:30フランクフルト 国際空港
- 所要合計時間:17時間20分
こんな内容でした。まず羽田の朝は早いですね!しかし成田からではなくて羽田からスタートできるのは割とGoodポイントのような気がします。インチョン空港で3時間以上の待ち時間があるので、それが気にならなければこの航空券はありです。
しかし、復路便の所要時間は「22時間0分」ということで、往路便より5時間弱も時間がかかってしまいます。これは帰りにインチョンでの待ち時間が9時間近くあるためです。フランクフルトからインチョンに昼の12時頃に着いたとおもったら、東京行きは21時発なんですね。(これはキツイ…。)次にもうひとつ類似したチケットをみてみましょう。
中国東方航空
次に安いチケットです。航空会社は「中国東方航空」です。期間はアシアナ航空と同じ、2019年6月4日~11日という1週間の滞在で¥76,710です。アシアナより¥300高いだけです。
- 16:55 成田国際空港(移動時間:3時間30分)
- 19:25 上海浦東国際空港
- (乗り継ぎ待ち時間:4時間40分・上海)
- 0:05 上海浦東国際空港(移動時間:12時間0分)
- 6:05 フランクフルト国際空港
- 合計所要時間:20時間10分
こちらはこんな感じになっています。アシアナ航空より往路の所要時間が長いのは、待ち時間の長さ&フライト時間が長いのが理由です。
しかしこの便の復路は「15時間10分」という速さです。単純に上海浦東国際空港に着いた後の乗り継ぎ時間が1時間50分なので、そのままトランジットできるからです。
他にも安い航空会社としては次のような航空会社が挙げられます。もし「必ず最安値で行く!」と決めているのであれば、「アシアナ航空」か「中国東方航空」がオススメです。
あるいは他の候補としては、以下の航空会社で決めるのがベストです!シーズンにもよりますが、感覚としては¥80,000を切る往復航空券はかなり優秀であると言えます。
というわけで、安いチケットを2つ紹介したのですが、いくつか注意点があります。それは「格安会社は変更がきかないことが多い&遅延する可能性がある」というところです。
変更がきかないのは安い航空券あるあるですし、遅延に関してもどんな航空会社でもそのときの運で起こりうることですのでしょうがないということもあります。
ただ、トランジットのときにトラブルが起きるとそこは既に外国なので色々と不安があります。ということで、不安をなくす一番の方法は直行便に乗ってしまうことです。ここで直行便もみてみましょう!
ルフトハンザ&ANA
直行便を調べているとルフトハンザとANAの共同運航便が出てきました。2019年6月10日~17日の1週間滞在で往復¥113,170です。流石に10万円超してきます。片道は¥57,000程度です。
【往路】(ルフトハンザ航空)
- 14:05 羽田空港(移動時間:11時間40分)
- 18:45 フランクフルト国際空港
- 合計所要時間:11時間40分
【復路】(ANA, 全日空)
- 12:10 フランクフルト国際空港(移動時間:11時間25分)
- 6:35 羽田空港
- 合計所要時間:11時間25分
直行便素晴らしいですね。ストレスフリーです。往路と復路で航空会社が違いますが、このチケットはANAとルフトハンザの共同運航便でスターアライアンスメンバーがお届けするプランです。
直行便はここでは期間最安値のものを記載していますが、平均すると¥120,000~150,000程度はするようです。あとは日本航空も直行便があるので、もし直行便で行く場合には普段どちらのマイルをためているかで決めるのが良いと思います。
オープンチケットについて
もしドイツへ3ヵ月以上の長期で行こうと考えている方は「オープンチケット」がオススメです。これはいったい何かと言うと、復路便を1年以内であれば変更可能な航空券です。説明するよりも具体例でみてみましょう。
日本航空(JAL)のオープンチケット
【往路】2019年5月27日
- 11:25 成田国際空港(移動時間:12時間5分)
- 16:30 フランクフルト国際空港
【帰路】2020年3月25日
- 19:40 フランクフルト国際空港(移動時間:11時間20分)
- 15:00 成田国際空港
例えばこれは日本航空(JAL)のオープンチケットで、滞在は300日弱, 価格は¥118,010でした。このように、オープンチケットは高いかと思いきや、少し安めに設定されています。これは全日空(ANA)でも同様です。
私は留学中に、このオープンチケットで一時帰国したりしていました。価格帯の平均は¥120,000~180,000程度かと思います。往路と帰路のどちらのチケットもシーズンでなければ上記のような値段で行ったり来たりすることも可能です。またオープンチケットの良いところは、急に帰国しなければならないときにいくらか追加料金を払うと変更が可能という点です。
余談ですが、長期留学の際に「格安航空券の往復を買って、復路を捨てる」という裏技的な手法がネットで紹介されていますが、あまりオススメはしません。というのも、航空会社(特に国際線)には搭乗しなかったという情報はずっと残りますし、航空会社的にも乗るはずの人が乗らないならずっと呼び出さないといけません。ということで単純に迷惑がかかるからです。それよりは、オープンチケットを買った方が値段的にもお得になるので、長期でドイツへ行きたい方へはオススメです。
まとめ
ということで航空券の探し方は、
- Google Flightで希望の条件で検索してみる。
- 気になった航空券の公式HPに飛んでまた探してみる。←同日でも値段が変わることがあります。
- いくらか比較検討したうえで購入する。(※購入はクレジットカードの方がオススメです。というのもチェックインだったり身分の確認にもそのまま使えるのでトラブルが起きたときに早く解決できます。またクレジットカードには海外保険なども付いていることが多いので、渡航の証明にもなります。)
そしてオープンチケットを探す場合には、
- ANAかJALの公式サイトから探す
ということになります。しかし今回の記事で、「いや~、自分で手配するのは大変だなぁ…。」と感じる方もいるかもしれません。
そんなときには、JALパック 海外ツアーのようなもので申し込むのもオススメです。こういったパックは何かあったときの保証が充実していて値段もそう大差ありません。
あるいは、添乗員付きの海外旅行であれば、日本旅行のような会社も内容が充実しています。どちらも基本的にはネットで申し込むと最安値で申し込めるのが特徴です。
それでは是非、今回の方法を参考にしてドイツへの旅を楽しんでください!ドイツは一度訪れる価値のある国ですよ!それではまた次回!Bis bald~!!