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ローランド・ヴィラゾンがバリトンに転向!?発声は?

ローランド・ヴィラゾンがバリトンに転向!?発声は?

Herzlich Willkommen!! どうも、Torayoshi(@moritora810)です。今日はドイツにいる友達から「最近テノールのヴィラゾンがバリトンに転向したらしいよ~!」と聞いて、「ええええええええ!」と思ったのでちょっと調べてまとめたいと思います。果たして真偽は如何に・・・・。

ローランド・ヴィラゾン

ローランド・ヴィラゾン(Rolando Villazón)はクラシックの声楽ファンなら誰でも知っている売れっ子テノールです。1972年2月2日メキシコ生まれ。日本への来日履歴もありますが、もっとも有名なのはネトレプコと共演した椿姫(La traviata)のDVDではないでしょうか?

白い舞台が印象的なあのDVDはオペラファンであれば一度は目にしたことがある映像だと思います。そういえばヴィラゾンはネトレプコと恋仲説もありましたね。それはともかく、今回の話は実際のところどうなのでしょうか?ネットで詳細を検索してみました。

バーデンバーデンでのガラコンサート

2018年の7月8日ですが、ヴィラゾンはバーデンバーデンでのスペシャルガラコンサートでモーツァルトのオペラ「魔笛」のパパゲーノを歌っていました!そのときのタミーノがクラウス・フロリアン・フォークトですから、これはまた豪華なキャストです。そのときのWebサイトがこちら

実はヴィラゾンですがここ数年は高い音が出ずに喉の調子が良くなかったという話があります。私の友人がベルリンフィルのホールでガラコンサートを聴きに行ったときは、上のG(ソの音)がもうきつくて出ていなかったと聞きました。私は実際に生で聴いたことがなかったので、真偽のほどは分かりませんが、近年は割とそういう感じだったらしいです。(※ちなみにコンサートでは普通にブーイングも出ていたとか。)

というか初めてCD等で聴いた時から、「あの歌唱スタイルで高音そのまま出せるというの凄いなぁ」と思っていましたが、もしかするとちょっと無理がたたったのかもしれません。もちろん発声が原因なのかは分かりませんが…!

そんなこんなで色々探していたところYoutubeにそもそもパパパの二重唱でヴィラゾンがパパゲーノを歌っている映像を発見しました。

私の印象だとこの音域では発声的に全く問題ないように感じます。というかそのまま上も出そうな感じもします。

そもそもヴィラゾンはコメディアン的な感覚や演技を情熱的に演じる才能があるので、パパゲーノのような身体表現が多い役柄はとてもあっているように思います。途中でワカチコワカチコしてますし、動作がとても俊敏ですよね!

そして決定的なものとしては、つい先日2019年5月2日にドイツグラモフォンから魔笛のCDが発売されていました!そのキャストを見ると、

  • Franz-Josef Selig, Bass (Sarastro)
  • Albina Shagimuratova, Soprano (Königin der Nacht)
  • Klaus Florian Vogt, Tenor (Tamino)
  • Christiane Karg, Soprano (Pamina)
  • RolandoVillazon, Baritone (Papageno)
  • Regula Mühlemann, Soprano (Papagena)

ということで、ある程度本格的にバリトンに転向した可能性が高い感じがします。あの情熱的なテノールが聴けなくなると思うと少し残念なのですが、本人が歌いやすい音域で表現もともなって歌えるのが一番良いことだと思うので、今後のレパートリーに期待したいと思います!(※ちなみにこのCDはまだ日本国内で発売されていないようです。)

それではまた次回!!Bis Bald~!!

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