【部屋を防音、遮音した体験談】吸音材吊るしてタイルカーペット敷いてみた!
どうも、ボイストレーナー&声楽家のとらよしです。
今回は6畳の部屋に吸音材を張り付けたり、遮音効果のあると思われるものを設置したり、防音部屋のようなものを頑張って作った過程を共有したいと思います!
私の住んでいる物件は音出し自体は禁止されていないのですが、それでもやはり周りのおうちへ配慮しないとまずいですよね!
ということで私も色々遮音や防音、吸音材についてリサーチしました。
結果として私の場合は、部屋の中に防音ルームを設置したり、自作DIYで防音ルームを作るという選択肢は費用面や手間暇からして現実的ではないという結論にいたりました。
ということで、100円ショップやその他、ネットで注文できるものを使いながらどうにか防音ルームもどきを作成するまでの道のりをまとめます。
まずは部屋の防音、遮音、吸音、防振について
部屋の防音、遮音、吸音について調べていくとこの3つの言葉がでてきます。まずはおさらいしておきましょう。
一般的に【防音】と呼ばれるものは、【遮音】と【吸音】をかけあわせたもののようです。
また音源となる音そのものには、いわゆる【音】そのものにプラスして、【振動音】というものがあるようです。
重いものを落としたりしたときのあれですね。
例えば、鉄筋RC造のコンクリートだと防音効果は高いのですが、振動は伝わりやすいという性質があるようです。
なので、徹底的に防音をしたい方は、防振の対策もしていくことになります。
遮音と吸音の違いは?
更に調べていくと、遮音と吸音というのは別々の防音であることが分かります。
遮音というのは音を外に出さない、あるいは外から音が入ってこないように音を「遮(さえぎ)る)」ということになります。
これには重めの素材、例えばコンクールだったり、石膏ボードのような密度が高い素材を使うのがGoodのようです。
また遮音に関しては、隙間をなくす、隙間をうめてあげることが非常に重要とのことです。
続いて吸音ですが、これは音源からでた音を弱くする、文字通り音を「吸い取る」ということになります。
吸音は音の反射を防ぐことによって音が増大しないようにすることで、部屋の外へ音が漏れる絶対量を減らすことができます。
吸音について重要なのは、音源に対して前と後ろ、横、上、下に吸音材を設置してあげると効果的ということのようです。
これも遮音材・吸音材ともに、量としてはもちろん、少ないよりは多い方がGoodです。
防音ルームを作るときの遮音と吸音の順番は?
もし防音ルームを作りたいと思った時には、音源→吸音→遮音というふうにつくっていくようです。
もちろん、これが音源→吸音→遮音→吸音→遮音となっている方が更に防音効果は高くなります。
どこまで設置するかは費用や作りたい箱のスペックによって変わってきますが、本格的なものを作ろうとすると数十万円単位で費用がかかるようです。
簡易的に防音ルームを作ってみた
今回は非常に簡易的な防音ルーム?を作ってみました。
もともと音出しはできるということで、あくまでも部屋の音を減らしたりなんとなく音が縮小されたらいいなぁ~というような感じです。
今回は実際に使ったものだけをこちらに紹介していくので、これから防音ルームを作ってみようと思っている人がいれば参考にしてみてください!
防音効果でタイルカーペットをひいてみた
まず最初に行ったのが床を一面タイルカーペットで覆うという作業です。
私が防音ルームにしたかった部屋が畳の部屋だったので、まずは畳の上に防音、抗菌、防ダニシートのようなものを買ってひいてみました。
私は似たようなものをニトリで¥3,000ぐらいで買ったのですが、そちらの防音シートはひいてみた感じあんまり意味ない気がすると感じて、もう半分は100円ショップで購入した防ダニシートを使っています。
コスパ的には防ダニシートの圧勝です。
タイルカーペットはグレーとベージュを半分ずつ購入しました。リサーチをしたところ、東レさんの製品が高品質のようです。
またタイルカーペットは必ずカットしないと上手くはまらない場所がでてきます。
ということでカーペットを上手くカットできるセーフティーシートカッターというものも購入してひきつめました。
タイルカーペットをひきつめるときの注意点としては、流し貼りと市松貼りというのが基本の貼り方のようですが、初心者の方は市松貼りにしたほうがきれいに張れるようです。
実際に貼ってみたところ、どうしても少しズレてしまうのですが、市松貼りの効果もあってあまり気になりません。
流し貼りはズレが目立つ貼り方のようなので、初心者の方には市松貼りをおすすめします!
窓に防音テープを貼ってみた
どうやらとても低コストで部屋を防音にできるアイテムがあるようです。
それがこの防音テープ。
私もダイソーで見つけることができたのですが、基本的には100円ショップに売っています。
これをどうするかというと、窓際に張り付けることによって、外との隙間をなくすことができます。
しかも、防音効果だけではなく、暖房や冷房などの効果も高めてくれるということで一石二鳥です!
貼ってみた感覚としては、もう鍵が閉まるかどうかのきわどいところまでぱっつんぱっつんになりました。
これはマジで防音効果(音が漏れない遮音効果)が期待できそうです。
書籍を三段ボックスに収納して出してみた
もともと私は本類を全て押し入れの棚に入れていましたが、今回防音の部屋をつくるにあたり、すべての紙類を外に出すことにしました。
というのも、本などは密度が高くて吸音効果に優れているからです!
今回は三段ボックスを2つ購入して、こちらに楽譜などをつめこみました。
もうひとつのアイディアとして、もっと大型のボックスを買って、そこに本をつめたり、吸音材を入れたりしたらかっこいいのでは?と考えたのですが、
大きな棚だと組み立てや解体が大変なので今回は見送りました。
カーテンは防音、遮音のしっかりしたタイプがおすすめ
補足としてですが、カーテンは防音がしっかりしたタイプの厚手のものがおすすめです。
少し値段はしますが、実際に私も厚手のものを設置しています。
音出しをするときはカーテンを閉めることで防音効果を高めることができます!
吸音材をくっつけて吊るしてみた
最後に吸音材です!
吸音材は以前に両面テープを使って貼り付けていたのですが、結局すぐはがれてしまいました。
色々やり方を確認していたところ、上記のサイトで吸音材自体を結合する方法を紹介されていたので、私もグルーガンを使って張り付けてみました。
吸音材を何に張り付けるかを色々調べていると、他の方法としてはブチルテープというものを使う方法があるようです。
ブチルテープは、防水性・耐候性に優れたブチルゴム系粘着剤を使用したテープです。住宅部材としてもよく使用されているということで、一言で言うと業務用両面テープのようなものみたいです。
メーカーはニトムズというところの商品が質がよいらしく、マスキングテープの上から貼り付けることで壁を傷めないとのことでした。
そして私の場合はこちらの吸音材をいくつか繋いで吊るしたかったのです!
グルーガンはかなり接着力があるので、吸音材を単純に張り付けていくだけでとれなさそうです。
そして私の場合は、この吸音材を壁に吊るしたかったので、ネジを取り付けて、そこに引っ掛けることにしました。
吸音材には100円ショップで売っている、カラーボードというものをクールガンで張り付け、そこに穴をあけて麻ひもを通しました。シンプル!
そして念のため?というかはずれないようにガムテープで固定しています。
そして最後はこの完成した吸音材を壁に取り付けたネジに引っ掛けるだけ!
ということで、今回は2カ所に合計18個の吸音材を吊るすことに成功しました。
正直、防音効果がめちゃくちゃあるという感じはしないですが、気休め程度にはなるのかという感じです。
まとめ:防音ルームを作る難しさ
いかがでしたでしょうか?
今回私が行ったのは非常に簡易的なものではありますが、これから部屋の防音性を高めたい人の参考になれば幸いです。
また調べながら、実際に行いながら本格的な防音ルームを作るのは相当大変だなと感じました。
今回の方法に関しては、賃貸の物件に住む方でも内装を傷めないで行うことができるので、とても手軽かと思います。
それでは音楽ライフ楽しんでいきましょう!