ボイトレ

ボイトレとは?【歌や声楽のレッスンで何を学ぶのか】初心者

ボイトレとは?【歌や声楽のレッスンで何を学ぶのか】初心者

Herzlich Willkommen!! ようこそ!Torayoshi(@moritora810)こと、声楽家・ボイストレーナーの森善虎です。ボイストレーニングをはじめて数か月が経過しました。レッスンでは若い方、お年をめされた方、趣味で学びたい方、プロを目指している方、アイドルの方、タレントの方、本当に色々な方がいらっしゃいます。

そしてそんなレッスンをしていて感じるのは、本当に音楽(歌)というのものが多くの人に求められていて、そしてそれを楽しんでいるのだなということです。改めて音楽の大きさや広さ、その根源について考えさせられます。さて、そんなこともあり、この辺で少しボイストレーニングの実践的な内容についてブログにまとめておこうと思いました。

というのも、私のレッスンを受けた人が、「あれなんだったっけな~」となった時、この記事を読めば思い出せるようにするためです。しかしながら、歌の技術というのものは感覚的なものをどうにか言語で表現しようとしている節があるので、私が言いたいことと読んだ人の間に乖離があることもあります。ですので、もし内容で難しいことや分かりにくいことがあればご連絡ください。時間の許す限りお答えできればと思っております。それではようこそ!ボイストレーニングの世界へ!

歌は何を勉強していくもの?

まず歌の勉強が何なのかについてです。歌の勉強は大別して二つに分けられます。それは

  • 音楽の勉強
  • 声の勉強

この二つです。では音楽の勉強が何かと言うと、これはまずは音楽の楽典的なことです。音楽を構成しているリズム、拍子、メロディー、和声、あるいは詩やテキスト…etc、こういったものについて学びます。他にも、クラシックな曲であれば曲の背景や作曲家のこと、作詩家のことを学んだり、オペラであれば原作があればそれについて学んだり原作を読んだりと幅広く勉強を行います。なぜこういう勉強をしなければならないかというと、それは「表現の為の理由付けをするため」と言えると思います。

「そこを大きく歌うのはなぜか」、「そこを小さく歌うのはなぜか」、「どうしてクレッシェンドしていくのか」、「どうしてデクレッシェンドしていくのか」、そういったことの意味付けを行うことで、確信的に表現を行うことができるようになります。またそれはその人の音楽的器量を高めることにもなります。それは聴衆へ訴えかける説得力のようなものと解釈してもいいかもしれません。この勉強は普通、曲を使いながら声の問題と同時並行的に取り扱っていきます。

次が声の勉強です。これはテクニカルな問題に重点をおいた勉強です。「どうやって声を出すのか?」「どういう声が素敵なのか」あるいは、「どうやったら楽に声がでるのか」ということを目標に勉強をしていきます。では声については一体何を勉強していくのでしょうか?

私の考えでは、声の勉強は大きく分けてまた二つ大切なポイントがあります。それが、

  • 身体の使い方を勉強するということ
  • 声のポジションを見つける(探す)ということ

この二つです。まず身体の使い方を勉強するということが何なのかと言えば、それは私たちの声について考えてみると分かります。私たちの声は、喉(声帯)とその下から上がってくる空気によって、その振動で声がでています。この要素の中で、歌を向上させる、あるいは声を変えていくには、「下からくる空気の質を変えてあげる」ということが最も論理的で納得のできる回答のひとつなはずです。

声が息や空気で作られていることは疑いようのないことですから、もし「声を変えたい!」「声を良くしたい!」と思ったなら、自分の息や空気の使い方を変えれば、それはもちろん声が変わっていく、もしくは変わらざるをえないという状況が発生します。

次に変えたい、勉強したいのが声のポジションです。この声のポジションというのは息の出口のことであり、同時に、実は喉の使い方でもあります。まずそもそも、声というものは自分の口や鼻から出た後は変えることができません。声は自分の中で完結されていて、外に出る前に調整を行わなければなりません。

そのため、もし声を変えたいのであれば、次に目を付けるべきところは、喉の使い方と共鳴になるということなのです。それはつまり声帯の閉鎖の仕方と、そこから声帯で音になった後に声がどこを経由して外に出るのか、つまりどこに響いて(共鳴して)から外に出ていくのかという点です。

はじめて歌の勉強をするときに知っておきたいこと

新しくボイストレーニングを始める方(もしくはすでにボイストレーニングをはじめている方)にお伝えしたいことがいくつかります。

それはまず、例え先生がどんなに優秀であっても、あるいはそうではなくても、「自分で学んでいこう!」という気持ちがあるかないかで成果が全く違うということです。主体性を持って学ぶことは、上達に欠かせない決定的な要因です。

また、レッスンだけで上達しようとしてもそれには限界があります。普段の生活の中に、「どういう声が良い声かな~」とか「どうやったら高い音がでるかな~」とか考えていなければ中々上達はしません。一日の中で少しでもいいので声について考える時間を作ってください。電車で移動しているときの空き時間等で構いません。

そして次に、出来れば初期の段階で「こういう風になりたい!」という目標やベクトルの方向を、何となくでもいいの見つけてください。ボーカルトレーナーの方々は自身の音楽経験や人生経験、そして技術を元にして皆さんと向き合っています。ですが、「本人がどういう風になりたいのか」ということや、「具体的にどういう方向性でいきたいのか」ということが分からなければ効率よくレッスンをすることが出来ませんし、生徒自身も方向性を持って学ぶことが出来ません。

ただ、もし全くの初心者で、「自分がどういう声か分からない」という場合や、「何が出来て何ができないのか分からない」という場合には、素直にそのことを相談しましょう!きっと「あなたの声はこういう特徴だよ!」とか、「こういうところが上手で、こういうところは訓練が必要だよ!」ということを教えてくれます。また自分が好きなアーティストなんかを参考にしながら自分の好きな歌い方なんかも分析しましょう。「私はこういう優しい歌い方が好きだな~」とか、「俺はシャウトするこういう表現がやってみたい!」とか、「私もこういう力強い声で歌ってみたい!」等々、何でも大丈夫です。自分のやりたいことを素直に自分の中から探していきましょう。もちろん、苦手なことや改善したいことでも大丈夫です。きちんと声について勉強してきた先生であれば、「なぜ声がそういう状態になっているのか」(原因)ということや、「こういう風にすると治りやすい」(改善)ということを教えてくれると思います。

良い先生の選び方

最後に、これからレッスンを始める方へ、良い先生の条件についてひとつだけ述べるとするならば、それは「正直であること」あるいは、「誠実であること」です。先生からすれば生徒の声を褒めるのは簡単ですし、本当は改善しなければならない声の課題があるのにそれに触れないこともできます。

しかし、それは長い目で見たとき、もちろん生徒の為にはなりません。最終的には、その先生の言っていることを信じられるかどうかという信頼関係になってきます。結局のところその評価基準も自分の本能であったり、直観に頼らざるを得ません。

ですのでもうひとつ、相手ではなく自分の価値基準として条件を述べるのであれば、「その先生とのレッスン時間が楽しいこと」あるいは、「レッスン中や終わった後に充実感が得られること」です。誰にでも経験があると思いますが、そういう時間は自分を成長させてくれます。

まとめ

今回の記事は歌の勉強がどんなものか、初心者の人が何を学んでいくのかについてでした。はじめにも書きましたが、歌を学ぶということはそんなに簡単なことではありません。主体性を持って声について考えたり、トレーニングをしなければなかなか上達しません。

しかし、ただひとつ言えることは、歌は最高だということです。人は勇気が必要なときに歌を歌い、泣きたいときに歌い、楽しいときに歌い、辛いときに歌を歌い、幸せなときにも歌を歌います。

音楽は非常に人間の根源的な活動であり、あなただけのものであると同時に、全ての人のものでもあります。音楽を通してあなたの人生が豊かになったり、この記事を通して新たな発見があって歌が少しでも上達したり、そんなこんなで誰かがハッピーな気持ちになれば頑張って書いたかいがあります。

それでは、皆さんの人生が音楽でより豊かになることを!Enjoy music!!

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