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ミュージカル俳優になるには?海外に留学する必要はあるの?

ミュージカル俳優になるには?海外に留学する必要はあるの?

日本でもミュージカルというエンターテイメントが大人気になっています。

近年では2.5次元舞台といって、アニメやゲームの世界をミュージカルで再現した舞台も公演されるようになり、今まで演劇や歌劇に対して興味がなかった層からも人気を集めています。

2.5次元舞台とはまた別ですが、劇団四季なども大変な人気ですよね。

 

そんな中、ミュージカル俳優になることを目標としている人が増えていることでしょう。夢の舞台俳優になり、スターとして歩む人生はみんなの憧れなのかもしません。

 

では、その夢を叶えてミュージカル俳優になるにはどうしたらいいのでしょうか?『ミュージカル留学』という言葉もあり、アメリカやイギリスなど、海外に留学するべきかというお悩みも散見します。

今回は「ミュージカル俳優になるには?」と進路に悩んでいる方に向けて記事を執筆します。ぜひ参考にしてくださいね。

 

ミュージカル俳優になるにはどんな進路を選ぶべきか

舞台俳優になる方法は意外と多いのです。もちろん、どの道を選んでも実力を身につける為に努力する必要がありますし、ライバルに勝たねばなりません。

しかし、昔に比べると手段が増えていると思います。どの道から攻めていくのか、慎重に考える必要があるでしょう。

 

劇団の養成所(スクール)の研究生になる

劇団が設立した養成所、またはスクールに研究生として入ることができれば、ミュージカル俳優になれる可能性が上がるでしょう。決められた期間を研究生として過ごしながらレッスンを重ね、適性があると判断されれば劇団員として舞台に立てるからです。

 

しかし、養成所やスクールには誰でも入れるわけではありません。オーディションや審査を受ける必要があります。

審査内容を確認したら、合格を目指して努力することになります。

 

競争倍率が高いことで有名な劇団四季も研究生を採用しています。25歳以下(研究生と劇団員のオーディションがあり、劇団員としての応募なら年齢も不問)であれば、性別や国籍を問わず、どのような人でも受験することが可能。

 

こうした劇団の養成所に入るためのオーディションは、審査が厳しいので多くの人が落とされることになります。その上、研究生になった後はレッスンをこなす多忙な日々が待っています。

しかし、多くの人にチャンスがあると考えると、とても夢のある話ではないでしょうか。それに研究生となれば、スターになる階段を昇り始めたことになります。

ミュージカル俳優になるにはどうしたらいいかと悩んでいる人は、自分が入りたい劇団に養成所がないか調べてみましょう。

 

一般公募のオーディションを受ける

「〇〇役を決めるオーディション」という宣伝を見たことがありますか?

例えば、ミュージカル『アニー』の主人公・アニー役をオーディションで選ぶことは有名なので、ご存じの方も多いかもしれません。

 

ミュージカルの配役は劇団員で構成することがほとんどですが、時々一般公募している場合もあります。オーディションを受ける条件をクリアしていれば、誰でも受けることが可能になるのです。まさにより多くの人にチャンスがやってくる一般公募。

もちろん競争倍率は桁違いに高くなりますが、養成所や劇団などに所属できなかった場合はこのチャンスを見逃してはいけません。

 

あなたと同じように舞台俳優やスターを目指してオーディションを受ける人が多いので、技術を磨くだけでは審査員の目に留まることは難しいかもしれません。ぱっと目を惹く個性を発揮することが大切です。

個性を出すなんて難しいと心配しなくても大丈夫。誰しも唯一無二の魅力を持っているものです。あなたが自分と向き合い、自分だけの魅力を見つけて大切にしたとき、必ず審査員の目を惹くことができると思います。

 

まずは芸能人になることを目指す

冒頭に記載したように、現代では様々なジャンルのミュージカル舞台が親しまれています。今まで芸能人としてテレビで活躍していた方が、舞台に出演したという話もよく聞くのではないでしょうか?

芸能人になることも狭き門ではありますが、まずは芸能界を目指して他の仕事を受けてみてもいいでしょう。

 

養成所のオーディション、一般公募のオーディションは全て落ちてしまったから諦めるしかないの?

こんな風に思っている方は、芸能事務所に入るための審査を受けてみるのも一つの手ですよ。養成所や一般公募とは審査基準が違ってくるため、あなたの魅力を発見してくれるかもしれません。そして、最初は違う仕事が回ってきたとしても、芸能人として活躍するうちに舞台俳優の仕事にも巡りあえる可能性があるのです。

 

プロではなくアマチュアとして活躍する道もある

この記事を読んで下さっている方はプロを目指している方が多いかもしれません。大役をつとめることを夢見ていたり、劇団四季などレベルが高い舞台に立つことを目標とされている方もいらっしゃるでしょう。

レベルが高い劇団に所属したり、有名になって人気が出れば、多額の収入を得ることにも繋がります。

 

しかし、スターになることや舞台で高収入を得ることにこだわりがなければ、アマチュアとして活躍することも視野に入れると夢に手が届くかもしれません。

無名の劇団などのオーディションは、有名な劇団に比べて難易度が低いことが多いです。

「どうしてもミュージカルがやりたい!」と思うなら、まずはアマチュアとして活動して、舞台に立つ幸せを感じながら生きてみるのも素敵な選択だと思います。

 

最初は無名な劇団でも、後々何らかのきっかけで有名になる可能性もあります。

 

一流の舞台に立ちたいなら劇団四季へ

 

レベルの高い舞台でスターになりたいと願うなら、劇団四季の受験がおすすめ。

 

先述したように研究生は25歳以下の人でなければオーディションを受けられないという決まりがありますが、劇団員になるための審査は国籍・性別・年齢など一切不問です。学歴や経歴も不問で、まさに実力重視の審査となります。

かなりのハイレベルな技術、その人個人の魅力、劇団員としての厳しい生活についていく忍耐力がなければ、劇団四季の団員になることはできません。しかし、「ミュージカル俳優になりたい!」「なるにはどうしたらいい?」と思っている方にとっては、これ以上のチャンスはないかもしれません。

 

オーディションには、『ヴォーカルクラシック』『ヴォーカルポピュラー』『演技』『ジャズダンス』『クラシックバレエ』の部門があり、歌唱力や演技力を様々な角度から見ています。どの人が劇団員にふさわしいか、将来スターとして光る素質があるのかを見極めるということです。

 

「劇団四季に入ることはとても難しい」

世間一般ではそう言われています。確かに多くの人にチャンスが与えられるとは言え、合格率は非常に低いのが現実です。倍率は発表されていませんが、約40倍と言われています。

 

海外に留学する必要はあるの?

 

劇団四季のオーディションについてお話しました。もし他の道を行くとしても、ライバルとの競争を避けることはできないでしょう。

 

ではそこで「海外に留学をするべきか?」という疑問を持つかもしれませんね。

海外への留学ですが、可能なら短期間でも構わないのでするべきだと思います。

特に劇団四季を目指す方は留学を経験していることが多いそうです。合格者の中にも海外に留学をして学んだ方が多くいらっしゃいます。

 

ここでおすすめの留学先をご紹介しましょう。

 

ブロードウェイミュージカルの本場 アメリカ ニューヨーク

海外に留学をしようか考えている人の多くは、アメリカのニューヨークを留学先の候補に入れているでしょう。

ブロードウェイミュージカルの本場で、有名な学校も多いのです。実力主義のアメリカで本格的に学びたい人にはおすすめの留学先といえます。歌唱力をはじめ、ミュージカルに必要な技術を磨くことができるでしょう。

 

中には、世界的に有名な女優・俳優を輩出した学校もあります。

例えば、『アメリカン アカデミー オブ ドラマティック アーツ』はアン・ハサウェイの出身校です。もちろんミュージカル俳優コースもあるので、舞台俳優を目指している方にもおすすめの学校です。

 

イギリス ロンドンへのミュージカル留学

ロンドンはアメリカのブロードウェイに匹敵するほどミュージカルが栄えているので、こちらを留学先に選ぶ方も多いそうです。

ミュージカルの本場であることに加え、指導陣の演技力や実力が高いことで有名です。ミュージカルの舞台に立つときに必要な技術を習得することができます。そのため人気の留学先になりました。

 

『マウントビュー アカデミー オブ シアター&アーツ』では、3週間の短期留学も受け入れているそうです。

年単位などの長い期間、海外に留学することは難しいと考えている方は、このような短期留学を視野に入れてもいいかもしれません。

 

費用はどのくらいなのか?

留学しようかどうか考えたとき、気になるのが費用の問題ではないでしょうか?

 

どの学校のどのコースを選ぶのか。滞在中の生活費はどうするのか。どのくらいの期間なのか。様々な要素によって必要な費用は変わってきますが、やはりまとまったお金が必要になることは理解しておきましょう。

3ヵ月の留学だったとしても、生活費など全て含めて50万円~100万円は用意しておいて下さい。

約半年の留学だと、最低200万円、最高500万円くらいのお金が必要となります。

 

決して安い金額ではありません。そして留学において大切なことは、ブロードウェイの本場ニューヨークや同じくミュージカルが栄えるロンドンに行ったからといって、自動的に技術が身につくわけではないということです。

遊んで帰ってきたのでは、大金をかけて行った意味がなくなってしまうでしょう。積極的に努力する姿勢が必要です。

実力が重視される世界なので、「留学した」という経歴だけでオーディションに受かることはありません。留学経験に見合う技術や魅力を身につけて帰国してほしいと願っております。

 

まとめ

今回は「ミュージカル俳優になるには?」というテーマで記事を執筆しました。

日本でも多くのミュージカルが上演され、様々な年齢の方が舞台を楽しむようになりました。

もし、今はチャンスがないと思っていたとしても、また新しい形の舞台が生まれるかもしれません。オーディションの形式も時代によって変化していく可能性があります。諦めずにチャンスを探し続けることが大切です。

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