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ミュージカル俳優の年収や給与は?収入のお金状況を解説!

ミュージカル俳優の年収や給与は?収入のお金状況を解説!

ミュージカル俳優は多くの報酬をもらっているイメージですか?

それともあまり給与がもらえず、お金のやりくりに苦労しているイメージがありますか?

舞台俳優のお給与は様々な要因によって変わってきます。

例えば所属している劇団の規模によっても差が出ますし、その劇団の中でどのポジションにいるのか、どのくらい人気があるのかによっても変わってきます。

今回はミュージカル俳優の収入・年収などのお金状況について解説しましょう。

「いつか舞台に出たい」「舞台俳優として生きていきたい」

そう思って頑張っている方もぜひ参考にしてください。

ミュージカル俳優は出演料(ギャラ)をどうやって貰うのか?

年収以前に、どのように活動しているかによって出演料(ギャラ)の貰い方が違います。

特定の劇団に所属しているのか。フリーとして活動しているのか。芸能事務所に所属しているのか。

それぞれにお金状況があります。将来自分が「この契約でやっていきたい」と思っている働き方があるなら、それぞれのお金状況についてもしっかりと把握しておきましょう。

特定の劇団に所属している場合

劇団四季などの劇団に所属し、団員となっている場合を指します。劇団四季のような有名劇団のみを指すのではなく、劇団であれば規模を問わずにこの項目に当てはまります。

このような場合は、「1ステージ◯◯円」と決まった金額を契約して報酬を貰うことができます。

つまり1ステージの金額×公演数で収入が決まるようなイメージですね。

気になるのは1ステージ◯◯円の具体的な金額でしょうか。

団員になったばかりの新人の場合は、やはり貰える金額も少なくなってきます。1ステージ5,000円~1万円であることが多く、数万円もらえたら良い方と考えておきましょう。

逆にその劇団の主役級団員やベテランの舞台俳優はより多くの報酬を貰えます。1ステージ30万円を貰っている人気俳優も存在し、年収も桁違いであることが推定されます。

ちなみに劇団四季では、研究生の時点では月収約15万円が支払われ、劇団員になると1ステージ〇〇万円という形式でお給与を貰うことになります。

このように会社員と同じく、月に貰える金額が決まっている劇団もあります。

フリーとして活動する場合

フリーで活動している場合は、常に舞台に立てるわけではありません。また人気がある俳優とそうではない俳優を比べると、必然的に一回あたりの出演料や仕事内容が変わってきます。

人気のある俳優、需要がある俳優はフリーで活動しても生活していくための収入を得ることができるでしょう。

逆に駆け出しの俳優がフリーで活動した場合、収入が極端に不安定になる可能性があります。中には生計が安定するように、別の仕事を掛け持ちしている方がいることも現実です。

フリーランスとして活動する場合、必ずしも収入が安定するわけではないことを覚悟しておく必要があります。

芸能事務所に所属している場合

フリーランスとして、仕事を得たときに出演することができる場合の収入について解説しました。

では「芸能事務所に所属することができれば、事務所が収入を約束してくれるのではないか?」と思っている方も多いかもしれません。

しかし、芸能事務所所属のミュージカル俳優もフリーとして活躍する俳優と同じように、収入が不安定になってしまう傾向にあります。

なぜなら、基本的に歩合制で、仕事が回ってこないときは無収入になってしまうから。

人気があるミュージカル俳優にはどんどん仕事が回ってくるので無収入の期間ができる可能性は低いのですが、まだ駆け出しの俳優はあまり仕事をもらえないという現実があります。

人気や実力が年収を左右する世界

ここまでお読み下さった方ならお分かりいただけると思いますが、人気や実力、魅力などがどれほど備わっているかによって年収が大きく変わってくる世界です。

芽が出ないうちは一般的な会社員より稼げないことも多く、学生アルバイトと同額くらいの収入に留まってしまう可能性も。

逆に人気があるミュージカル俳優、ベテランとして劇団から信頼されている舞台俳優はより多くの金額を稼ぎ、平均値よりも遥かに高い年収になる場合もあります。

名の知れている舞台俳優の年収を聞くと、「ミュージカルで成功すればお金持ちになれる!」という印象を抱くかもしれませんが、そこに至るまでの道のりが長く険しいのです。

以上のことから、お金持ちになりたいという理由で舞台俳優を志すことはおすすめできません。本当に舞台やミュージカルを愛して、下積み時代の安い給与に耐える覚悟がなければ、成功することは難しいでしょう。

舞台の出演料(ギャラ)以外にも収入がある場合

近年ではミュージカルの人気が広まりました。特に若い世代に大きな広まりを見せていて、「推し活」などという言葉もあり、ミュージカル俳優はアイドル的な人気を得られることも多いのです。逆に言うと、純粋に演技や歌のみで売っている舞台俳優の方が少ないようにも感じます。

ミュージカルをこよなく愛する方からすれば、アイドルのような人気に抵抗を持つ方もいらっしゃいます。「アイドルではなく舞台俳優になりたいんだ」と思ってしまう気持ちも分かりますが、現代日本で舞台俳優になるということは、自動的にアイドルになるということでもあるのかもしれません。

人気がある舞台俳優は物販の売り上げで、更に年収を上げています。

ミュージカル俳優のブロマイドや、その他のグッズが売られている光景を見たことがありますか?

ファンが増えれば、当然物販の売り上げも上がるでしょう。グッズの売り上げは基本的に劇団などに入ることになりますが、ミュージカル俳優本人にも売上高の何割かが給与として入ります。つまり、グッズの売り上げ分、年収が上がるのです。

ファンクラブなどが設立されれば、その年会費・ファンクラブ限定グッズ売り上げなどが俳優の年収としてプラスされるでしょう。

そして舞台俳優として話題になった場合、テレビの出演依頼がくる場合があります。

ミュージカルや舞台の出演とは別の収入の話になってしまいましたが、日本で舞台俳優にも人気が集まっていることを考えると、ファンが増えるほど相対的に年収が上がることが分かるでしょう。

ミュージカル俳優の年収はいくらぐらい?

ミュージカル俳優のお金状況や給与形態などについて解説しましたが、手っ取り早く収入がいくらなのかご紹介しましょう。

先述した通り、様々な雇用形態がありますし、人それぞれ収入が大きく違ってくるので一概に言うのは難しいのですが、駆け出しの頃は月収約15万円貰えれば良い方です。基本的にボーナスはありません。そして、公演の準備期間(稽古の期間)は無給であることも多いのです。

小さな劇団に所属している場合、集客ができずに、劇団全体の売り上げが下がったときは給与を貰えないときもあるそうです。

以上を考慮すると、新人の頃は年収200万円以下で頑張っている人が多いでしょう。

出番や人気が増えたり、大きな役をもらって契約金が上がったりすれば、年収約500万円に届くことも。

劇団四季を例に挙げてご説明してきたので、劇団員の給与についても解説しましょう

規模が大きい分、他の劇団よりも給与が高くなる傾向にあるようです。平均年収は340万円から400万円というデータもあるので、生活は安定しやすいかと思います。

主役級の方は年収1000万円に届くというデータもあり、過去には年収3000万円を貰っていた劇団員もいたそうです。

ミュージカル俳優の年収&給料のまとめ

ミュージカルの舞台はとても素敵な世界ですよね。物語の世界を再現した舞台装置に煌びやかな衣装、そして役なりきるミュージカル俳優たち。「人間はこんなに素晴らしい芸術をつくることができるのか」とびっくりするほどにハイクオリティで夢のある舞台を提供してくれています。

しかし、今回はそんな舞台俳優たちのリアルでシビアなお金状況について解説しました。

お客として舞台を楽しむだけではなく、夢の世界に入りたいと願うなら「年収がいくらなのか」という問題を避けては通れません。

ミュージカル俳優になりたいと志す場合、お金状況も含めて今後の人生設計を考える必要があるでしょう。

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