カラオケの抑揚とは?【Dam精密採点DX】抑揚のある歌い方を解説
どうも、こんにちは!声楽家&ブロガー&ボイストレーナーのとらよし(@moritora810)です。今回はカラオケにおける抑揚についてお届けしたいと思います。カラオケにはDamとJoysoundという二大カラオケ機種のメーカーがありますが、その中でもDamの精密採点DXというのが最近よく話題になっています。す。
これははテレビなどのカラオケバトルで取り上げられるからでしょう。その中の採点項目のひとつの抑揚があります。今回はその抑揚の点数をあげる方法と、実際に歌唱において抑揚のある歌い方がどうすればできるのかを現役のボイストレーナーであり演奏家がご紹介できればと思います。是非参考にしてみてください!
抑揚とは?
そもそも抑揚とは何かと言えば、それはダイナミックスの差のことです。日本では義務教育で音楽の授業があるので、音楽記号を習うと思います。その中でもピアノ(p)とフォルテ(f)は覚えている人が多いのではないでしょうか。この抑揚というのは、ピアノからフォルテまでの幅のことを意味しています。また、抑揚があると表現する場合には、このピアノからフォルテを何度も行き来するイメージが正しいでしょう。
実際の抑揚をつけた歌い方を説明する前に、ここでDam精密採点DXにおける抑揚部分について詳しくみていきましょう。Dam精密採点DXでは抑揚は「表現力」という箇所に含まれる項目として採点されます。
Dam精密採点DXにおける抑揚【表現力】
Dam精密採点DXにおける【表現力】の項目は以下の4つの点で採点が行わています。
- 抑揚
- しゃくり
- こぶし
- フォール
そして、この中でもっとも採点に重要なのは「抑揚」です。表現力はこの「抑揚」で90%以上が加点されます。90点以上が全体の特典が100点になるための最低ラインですが、可能であれば95点ぐらいを目指すとよいでしょう。
それではDam精密採点DXにおける「抑揚」の付け方です。抑揚とは先ほど説明したとおり、表現の幅・ダイナミクスを付けることができるかどうかで判断されます。しかし、カラオケでもっと簡単に言うと「音の大きさ」です。大きく歌うと事と小さく歌うところを区別して歌えればそれで点数が上がります。ここで重要なのが、この抑揚は演奏区間ごとに強弱をつける必要があるということです。
「DAM精密採点」では1~6までのセクションがあります。この中のひとつひとつのセクションで最大音量と最小音量を作って上げる必要があります。
また私が実際に実験して試した結果は、画面に音程バーが表示されたときの1クールで最大音量と最小音量を付けてあげると、より細かく抑揚の点数が伸びるということです。
実際に声の大小で音量をコントロールしても良いのですが、実はこれ、マイクの位置を変えるだけでOKです。というのも、マイクを近づけたり遠ざけたりすることで、マイクに入力される音量が変わるからです。そのため、基本的にはこのマイクパフォーマンスだけで「抑揚」の項目を伸ばすことができます。もちろん、自分のテクニックで出来る人はその方がベストです!
抑揚のある歌い方
ということで、Dam精密採点DXでの抑揚の付け方はマイクの距離でもすることができることが判明しました。しかし、実際に声をコントロールして抑揚をつけれる方がよいことは言うまでもありません。カラオケで機械が判定するなら良いですが、誰か人とカラオケに行った時は抑揚が本当にあるのかないのかはバレてしまいます。
抑揚のある歌い方をするにはある程度の発声を勉強する必要があります。まず大事なのは立ち方を整えるここと、安定して立つことです。それについては次の記事でまとめているので参考にしてみてください!簡単に説明だけすると、丹田の部分で立って、バランスが取れた身体で立つことです。
https://torayoshi.net/post-3047/3047/
それができたら、その上で、声をコントールしていく必要があります。抑揚は簡単に言って声の大きいと小さいですが、まず押さえておきたいのは、声は息で出て来ているという点です。そのため、この声の大きいと小さいを息の量が多いと少ないととらえてもよいでしょう。息の量を沢山ながせるのであれば、自分で音量のコントロールができることになり、結果的に抑揚のある歌い方をすることができます。詳しい声の知識については次の記事を読むと理解が深まると思います。
https://torayoshi.net/post-3045/3045/
しかし、そんな声のテクニック的なコントロールとは別に本来の抑揚というのは、音楽で心が動かされたときに自然と声が大きくなったり、小さくなりったりするというのがベストです。心のある音楽はやっぱり素敵だからですね!
https://torayoshi.net/karaoke-vibrato/5586/
まとめ
抑揚についてまとめてると以下のようになります。
- カラオケのDam精密採点DXでの抑揚はマイクの距離でつけることができる
- カラオケであればマイクパフォーマンスで音量調整が可能
- 歌い方として抑揚をつけたい場合は声の大きさをコントロール
- 感情の揺れ幅と声の抑揚が一致すると◎
- 声の大きさをコントロールするには発声を勉強する必要がある
私のサイトではDam精密採点DXで高得点を出す方法を紹介しています。もしカラオケで高得点を取りたい人は是非こちらもチェックしてみてください!
https://torayoshi.net/post-3907/3907/
また、歌いやすい曲やおすすめの曲を男性と女性に分けてもまとめています。是非こちらも参考にしてみてくださいね!それでは素敵なカラオケライフを!