カラオケのこぶしとは?意味と出し方・やり方も解説【Dam精密採点】
どうも、こんにちは!声楽家&ブロガー&ボイストレーナーのとらよし(@moritora810)です。今回はカラオケの「こぶし」の意味ややり方・出し方について解説したいと思います。ちなみに写真はお花の「こぶし」です。カラオケのこぶしとは関係ないです。最近はDam精密採点DXで「こぶし」の項目があるので、気にする方もおおくなってきました。
今日の記事ではカラオケのDam精密採点DXで「こぶし」が得点にどのように影響するのかと、実際に歌う時にどのようにこぶしを付ければいいのかについて解説したいと思います!また私のブログではカラオケで高得点をとる方法も解説しているので、合わせてごらんください!
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カラオケのこぶしとは?
そもそもカラオケに関わらず歌唱における「こぶし」とはどういった意味でしょうか?こぶしと言うと多くの方が演歌を想像すると思います。確かに、こぶしは演歌や民謡などで使われることが多い技法ですので、そのイメージと当然と言えます。
まずこぶし意味ですが、こぶしとは、日本で古くから民謡で使われていた歌いまわしです。最近では演歌で使われており、具体的には楽譜に記載されない感覚的な節回しのことを意味しています。漢字でこぶしを書くと「小節」となり、ちいさな節を奏者が意図的につくるということです。
こぶしの特徴
こぶしの特徴は、装飾音的に声を上にずりあげる、うなり上げるように歌うのが歌い方・出し方が特徴です。演歌などの楽譜によっては、こぶしを入れてもよい箇所に波線(~)が付いていることもありますが、こぶしはあくまでも装飾音なので、そこでこぶしを入れるか入れないかは、歌い人の趣味やスタイルによって変わって来ます。
こぶしの特徴のもう1つとして、あまりにも長い時間をかけて音を上にずりあげたり、うなり上げてしまうと、音程がずれたり、言葉が聞こえなくなったりするため注意も必要といえるでしょう。
こぶしの歌い方・出し方
それでは続いて、こぶしのやり方・出し方を解説していきましょう。こぶしは今歌っている箇所で、スピード感をもって声を移動させるものです。歌い方としては、前打音的に母音を2回、つくような感じで歌うと上手くいくことが多いです。
カラオケでこぶしを判定させたい場合も同様で、こぶしを付けたい部分の母音を意識的に2回歌うと上手く行きます。例えば「夢でまた会えたら」と歌うとすれば、「夢でまたぁぁ、会えたら~♪」とすれば下線部を引いた部分でこぶしが入ったと判定されるでしょう。
これはもちろん、他の箇所でつけることも可能です。例えば「夢でぇぇ、またぁぁ、会えぇぇ、たらぁぁ~♪」のような感じですね。ただし、先ほども説明したとおり、こぶしは音程を一瞬で動かすということになるので、カラオケの採点では音程を損ねてしまうおそれがあるので注意が必要です。
ビブラートとこぶしの違い
こぶしと似た歌い方の技術としてビブラートがあります。一体何が違うかと言えば、一瞬だけ・一回だけ音程を揺らすのが「こぶし」で、それを継続して規則正しく揺らすのが「ビブラート」といえるでしょう。カラオケの採点のみに関していえば、こぶしよりもビブラートをマスターする方を優先させたがよいといえます。
ビブラートの意味や歌い方・出し方については以下の記事で詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。
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Dam精密採点DXにおける「こぶし」(表現力)
続いて、Dam精密採点DXにおける「こぶし」についてですが、カラオケのDam精密採点で「こぶし」は表現力という分野で評価されています。表現力は主に次の4つの項目で採点されます。
- 抑揚
- しゃくり
- こぶし
- フォール
この中でもっとも採点に重要なのは「抑揚」で、表現力はこの「抑揚」で90%以上が加点されます。もしカラオケでの採点で100点を取りたい場合は、90点以上が100点になるための最低ラインですが、可能であれば95点ぐらいを目指すとよいでしょう。抑揚の意味や歌い方については次の記事でまとめています。
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そして「こぶし」について述べると、実はこのDam精密採点DXにおいて、「こぶし」は採点にほとんど影響しません。むしろ、こぶしをつけてしまうことによって音程がずれる恐れがあります。そのため、あまり沢山つけるのをオススメできません。
しかし裏技的に、こぶしは5回以上つけられると裏加点といって、点数的には少しプラスになるようなので、少ないよりは多い方がよいでしょう。ただし、何度も述べますが音程がカラオケでは最も採点要素として高いので、音程がぶれないようにこぶしをいれるべきでしょう。
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カラオケのこぶしについてのまとめ
ということで、カラオケや歌におけるこぶしについてまとめると次のような感じになります。
- 「こぶし」の意味は日本の古来からの歌い方で、楽譜に記載されていない「小さな節(小節)」を意図的に作ること。現在では主に演歌で使われている。
- 「こぶし」の出し方・歌い方は母音を意識てきに2回つくように歌うこと。
- カラオケの採点で「こぶし」は音程がずれる可能性があるので注意が必要。
いかがでしたでしょうか?今日はカラオケにおける「こぶし」が一体どういうものなのか。またこぶしの歌い方や出し方についてお伝えしました。まとめにもある通り、カラオケの採点でこぶしを入れる時には、音程がずれてしまう可能性があるので少し注意が必要です。
ただ本来のこぶしは感情が盛り上がったところ、どうしてもこの箇所を誰かに伝えたいという心の動きが表現されたものなので、是非その辺りも楽しみながらカラオケでこぶしを歌ってみてください!それではまた!
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