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オペラ歌手・声楽家の収入はいくら?年収はどのくらい?

オペラ歌手・声楽家の収入はいくら?年収はどのくらい?

 

今回はオペラ歌手や声楽家の年収・収入についてご紹介しましょう。

憧れの職業だと思いますが、実際「収入はいくら?」「年収はどのくらい?」と気になる方も多いかもしれません。ものすごくやりたいお仕事だったとしても、収入面を考慮する必要がありますよね。

オペラ歌手は儲かると言う人もいれば、収入がほとんどないと言う人もいます。色々な情報が存在していますが、本当に職業として稼いで生活していけるのかと不安に思ったら、今回の記事を参考にしてください。

オペラ歌手や声楽家を目指す方の参考になれば幸いです。

 

一言で言ってしまえばピンキリである

早速回答をお伝えすると、億単位で稼いでいる人もいれば、アルバイトのお給料レベルの人もいるということになります。

 

「億単位で稼いでいる」と言うと夢が広がりますが、そのくらい稼げる方はほんのひと握り。アルバイトのお給料くらいの金額しか稼げないという人も多いのです。一般的な会社員のお給料と同額くらい稼げたら良い方だと考えておきましょう。

 

芸能人と同じように考えてもいいかもしれません。芸能人も毎日テレビで見かけるような有名な人と駆け出しで無名の新人とでは、全然お給料が違いますよね。

 

成功すれば有名芸能人のようなお金持ちになることも可能でしょう。まさにセレブの仲間入りといったところでしょうか。

 

しかし、芽が出なければ、多額の収入を得ることは難しいのが現実。

成功するかしないか。有名になれるかなれないか。

それによって、いくら稼げるのかが左右されるシビアな世界であることは理解しておいて下さい。芸能人を目指す人と同じくらいの情熱、覚悟が必要でしょう。

 

平均年収は?

令和3年に厚生労働省が発表した声楽家の平均年収は38歳で647万円でした。平均値なので、全員が約600万円の収入を得ることができるわけではありません。収入の差が激しい世界であることは念頭に入れておきましょう。

 

成功した人の年収はいくらくらいなのか

成功すれば収入はいくらくらいになるのか、気になるところですよね。

世界的に名前が知られているオペラ歌手・声楽家であれば、一つの公演に出演するだけで最低100万円以上のギャラが発生します。当然、そのような有名な人には多くの仕事が舞い込んでくるので、常に稼げる状態となるわけです。

 

中丸三千檜さんは有名なオペラ歌手ですが、彼女の年収はどのくらいなのでしょうか?

一つの公演で最高2,000万円にもなるとの情報があります。その情報を元に推定するなら、年収は軽く億を超えますよね。

 

彼女を支えるファンクラブ・後援会も存在します。会員が払う年会費なども合わせると、更に多くの収入があるのではないかと憶測されます。もちろん会員数は非公開なので、ファンクラブからの収入がどのくらいなのか推定することはできません。

しかし、有名なオペラ歌手になると、公演のギャラ以外にも収入源があるということです。

 

代表的な例として、中丸三千檜さんの年収について簡単にご紹介しましたが、名の知れたオペラ歌手はかなり多額の収入を得られます。

 

芽が出ない状態だと年収はどのくらいなのか

全員が中丸三千檜さんのような高収入を得ることはできません。

 

なかなか仕事が来ない。

やっと舞台に出られると思ったけど、ギャラが低い。

交通費などが出ない。

 

このような厳しい状況で活動されている方も多いのです。

 

では、有名ではないオペラ歌手・声楽家の収入はいくらなのでしょうか?

 

幅があると思いますが、一つの公演で一万円~数万円くらいであることが多いようです。ソロ歌手として活動する場合、このくらいの収入であると覚悟しなければいけません。その上で年収はどのくらいかと考えると、これだけでは生活していくのが難しいと言わざるを得ないでしょう。

劇場などに所属すれば、毎月決まったお金がもらえるのでもう少し安定します。その場合、お給料の額は一般的な会社員と大差ありません。福利厚生がある団体を選ぶと更に安定するでしょう。生活の安定を最優先とするなら、契約内容を吟味した上で劇場などの団体に就職することをおすすめします。

 

では、軌道に乗るまでの厳しい期間、オペラ歌手や声楽家の皆さんはどのように過ごしているのでしょうか?

 

家族に支援してもらえる場合

人によっては、実家の支援や理解があり、恵まれた環境で音楽活動に打ち込むことができる場合があります。海外への留学費用、音大の費用などを出してもらう人もいます。

もし実家に金銭的余裕があり、家族の理解も得られるようでしたら、素直に頼ってみるのも一つの手段ではないでしょうか。

 

他の仕事をしながら活動している人が多い

しかし、金銭的に余裕のあるご家庭ばかりではないと思います。安定した職業であるとは言い難いので、家族に反対されてしまうケースも多いでしょう。

 

そのような境遇であっても、夢を追い続けて頑張っている人が多くいらっしゃいます。

 

家族からの援助を受けない場合、大抵は他の仕事をしながら、オペラ歌手・声楽家の仕事も請け負います。舞台に立ったときのギャラと他の仕事で稼いだお給料を合わせて生活費にするスタイルです。

掛け持ちの仕事も音楽関連の仕事を選ぶ人が多いようです。特に、歌やピアノのレッスンをする講師の仕事が人気。音楽を得意とするあなただからこそできる仕事を選ぶと、やりがいを持って取り組めるかもしれませんね。

 

ただし、舞台出演・公演などの日程と、掛け持ちしている仕事のスケジュールを合わせることが大変だという声も聞かれます。ときにはハードなスケジュールになることも覚悟する必要があります。

 

海外で仕事を探した方が収入を得られる

日本で活動するよりも、海外で仕事を探した方がより多くの収入を得られます。実は有名なオペラ歌手・声楽家も海外で活動していることがほとんどなのです。

 

「オペラ歌手になるには?」という記事でも述べましたが、日本ではオペラ歌手や声楽家のために用意された椅子の数が少ないのです。

関連リンク:オペラ歌手になるにはどうする?留学する必要はあるの?

 

これはどういうことかと言いますと、日本でオペラ鑑賞を好む人の数は限られていますよね。もちろんオペラ鑑賞が趣味である人もいますが、一般的なJ-POPなどの音楽と比べると需要が少ないのです。そうなると必然的にオペラ歌手の仕事も減ってしまいます。

以上のことを考えると、日本で活動することの難しさは想像に難くないと思います。

 

おすすめしたいのが、ヨーロッパへの留学。もちろん音楽を学ぶため、より技術を磨くために行く人も多いのですが、仕事の拠点をヨーロッパに移した方がオペラ歌手になれる可能性がより上がります。

ヨーロッパには音楽事務所も数多く存在していますし、オペラの公演数も日本より圧倒的に多いからです。

 

そして先述したように、ソロ歌手で仕事を探すよりも、劇団などの団体に就職した方が生活を安定させやすいでしょう。合唱歌手の一人として舞台に立つことで、契約通りの給料が毎月振り込まれます。

中には合唱歌手として活躍するかたわら、ソロ歌手として有名になる道を探す人もいるそうです。毎月決まった額面のお金を手にすることで、安心しながら夢を追うことができます。そのように働ける団体を探してみてもいいかもしれませんね

 

まとめ

オペラ歌手や声楽家の収入はいくら?年収はどのくらい?

今回の記事でこのような疑問が解消されたら幸いです。

 

当ブログでは、オペラ歌手になる方法についても記事にまとめています。良かったらこちらも参考にして下さいね。

関連リンク:オペラ歌手になるにはどうする?留学する必要はあるの?

 

覚悟を持って飛び込まないといけない世界ではあります。しかし「未来のオペラ歌手・声楽家たちに頑張ってほしい」という願いを込めてこの記事を着ました。

どんなときでもオペラを愛する気持ちを忘れずに歩んでいって下さいね。

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