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声楽やピアノで音楽留学!どこに留学するか決める方法【体験談】

声楽やピアノで音楽留学!どこに留学するか決める方法【体験談】

Willkommen!! どうも、Torayoshi(@moritora810)こと森善虎です。私は大学院修了後にドイツへ1年半ほど音楽留学していました。専攻は声楽です。

そんなわけで、今日は自分の体験をもとに留学先を決めるいくつかの要素についてお話したいと思います!それではいってみましょう!

どこの国へ留学するのか?

海外へ留学したい!と思ったときに、「どこへ」留学するのかは大きな問題です。

声楽の場合主な留学先は、イタリア、ドイツ、フランスが主流だと思いますが、その他にも、アメリカ、イギリス、ロシアなどに行く人もいます。

ピアノ科の人とかだとイタリアはほとんど人気がない代わりに、ロシアが強いと思います。その他にはハンガリーやポーランド、オランダなんかも候補地です。

自分の好きな国へ行こう!

みんなどうやって留学先を選んでいるかは、その国の音楽や雰囲気が好きかどうかということに尽きると思います。

あとは現在師事している先生の専門にも大きく左右されます。

でも結局は、必ず自分自身が好きな国を選ぶのが大事なことです。

そしこれは経験的にですが、留学先を検討するときはその国の天候をチェックしましょう。天候は想像以上に自分のメンタルに影響を与えます。

私の場合は、九州で、しかも暑い日に生まれたので汗っかきな体質でした。

それがドイツの寒い国にいって、毎日曇りで、太陽が射さないことが想像以上に苦しむ経験をしました。

外国語を勉強しよう

そんなわけで留学する国を決めたら次はなにをするべきか。それはもちろん、語学の勉強です。

以前に書いたように私は全然でしたが、ドイツへ来て思うことがあります。

それは、「英語できるとめちゃくちゃ便利」ということです。

もちろんドイツ語を話せればそれでいいんですが、クラシック音楽をする人は色んな国から来ていることが多いですし、そんなとき相手がドイツ語を話せなくても英語なら通じる可能性が高くなります

また、役所の書類関係もほとんどドイツ語と英語の二種類のタイプが用意されています。

英語は必ず役に立つ

そういう意味でも、ドイツ語やイタリア語を勉強するのに気が乗らないのであれば、日本の中学~高校で既にある程度知識のある、英語を先に勉強するのも1つの手です。

英語はゲルマン語系でドイツ語と非常に似ているので、後々ドイツ語を勉強したい人はその知識が必ず役に立ちます。

さて、国が決まったのであれば、その国のどこら辺に留学するかです。

北の方なのか南の方なのか、都会なのか田舎の方なのか。最初のアドヴァイスとしては、「現地に知り合いがいるなら遠慮しないで相談して頼りましょう。」その方が安心ですし、変な詐欺に引っかからないですみます。

留学に関して、「人に迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちもあるとは思います。

ですが、そんな時は、もし次に誰か同じ境遇の人がいたらそのときに助けてあげればいいのだと思います。それはきっと人助けが人助けを生む良い循環ができます!

練習場所を確保しよう

そして音楽してる人の視点から居住先についてひとつ大事なことを。

それは、「練習場所を確保する」ということです。私は最初フランクフルトへ語学留学しました。

しかし!!全く練習する場所がありませんでした。大きな都市(ベルリン、ミュンヘン、ウィーン等)では貸しスタジオも沢山あるようですが、フランクフルトは本当に皆無でした。一応ひとつありましたが、料金は高いし調律もボロボロでひどかったです。

練習できる住居かスタジオのある都市を選ぶ

これは声楽やピアノ、音楽を学ぶ人たちにとって大きな問題です。

私は結局、近くにある公園で散歩しながらだったり、(といってもドイツの公園は本当に広くて、真ん中に川が流れてたりします。)サイクリングしながら歌うはめになりました。

ちなみにドイツの音楽大学に潜入を試みましたが、ドイツの音大は日本の音大同様、外部の人間に対して練習室の貸し出しを行っていないところがほとんどです。

ですので、練習できる住居を見つけるというのがとても重要です。

ピアノ科の生徒さんの場合は、すでに現地でピアノのある物件を探すというのが良いでしょう。

もしくは、ヨーロッパやアメリカであれば、基本的にピアノのレンタルが可能なので、ピアノ可の物件に入居してピアノをレンタルするという方法もあると思います。

声楽科の方で練習できる部屋を見つけられなかった場合は、私のように公園(というか森)で歌うはめになります。(写真は私が実際に歌っていた近くの公園)

外国特有の賃貸詐欺にご注意!

外国で家を探すとき、ぜひとも注意して欲しいのは、「ヨーロッパでは頻繁に賃貸詐欺がある」という点です。

例えばドイツの賃貸契約は日本と違って、基本的に仲介業者が入りません。

なので日本に比べると、礼金がないところが多いです。ちなみにドイツの場合は、敷金をKautionといって、何も問題がなければ返して貰えるやつがあります。(※だいたい家賃半月~2ヶ月分ぐらいで、貸し手が自由に設定できます。)

何にしても、詐欺に気をつけるということを頭の隅に入れておけば、ひとまず大丈夫だと思います。ちなみに私は家探しをしているときに二度ほど詐欺メールがきました。(笑)

とはいっても、良い物件が転がっていることもあるので、根気強く探してみてください!(※ドイツの住居については下の記事でまとめているので参考にしてみてください!)

声楽やピアノで音楽留学する場合のまとめ

留学先を決めればそこに引っ越すための準備などで大忙しかと思います。

ただ、一度行ってしまうと引っ越すのはなかなか難易度が高いです。

ですので自分が行きたい国やその国の言語、雰囲気をしっかり想像してから留学先を決めましょう。

もしお金に余裕があれば、ヨーロッパをいくつか周遊してみるのも良いと思います。

また、周りの人で留学経験がある人がいればつかまえてきちんと話を聞きましょう!

そして自分の直観を信じて、留学を頑張ってください!大変なこともありますが、それ以上に得るものや自分の成長を感じられるはずです!

ドイツで声楽を勉強したい人へオススメの本

もしドイツで勉強したい声楽の学生で、ドイツの実情をもっと良く知りたい場合にはこちらの「夢の職業 オペラ歌手」という書籍をオススメします。

ドイツの歌劇場で働くのがどいうことか、現場で実際にどういう人材が求められているのか?オペラのレパートリーについても、とても分かりやすく書かれています。私もドイツへ持って行ったほど重宝している一冊です。

それでは留学先決め、頑張ってください!

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