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カラオケで高音を出すコツ!苦しいのは当たり前?出し方と練習方法【裏声と地声】

カラオケで高音を出すコツ!苦しいのは当たり前?出し方と練習方法【裏声と地声】

どうも、とらよし(@moritora810)です!私は普段プロの演奏家・声楽家として演奏活動をしたり、マンツーマンレッスンをしたりしています。これまでに何百回とレッスンをしてきましたが、その中でもとくに多い悩みが「高音が出ないんです!」「カラオケでの高音の出し方を教えてください!」「高音が出るようになる発声練習をしてください!」というものです。

なぜレッスンで高音の出し方を聞く人が多いのかと言えば、その理由はとても簡単です。それは歌において高音を出すのが一番難しいからです。ですので、カラオケやボイトレで高音が出ない、高音が苦しいと思っている方がいても全然普通のことです。逆にいうと、すぐに出るようにするというのは中々難しいのが現実です。とはいえ、高音が出ないとしても、諦める必要はありません!声というものは発声練習などのトレーニング次第で成長していきます。

今回の記事では高音が出る理論を学び、実際にどのようなボイトレや発声練習が効果的なのかをみていきたいと思います。ぜひ高音の出る曲をかっこよく歌って、カラオケでも目立っちゃいましょう!早速、高音が出るように勉強していきましょう!

歌で高音が出る理論

まず高音が出る理論についてです。高音が出るのは、喉の状態が関係しています。具体的には、高音を出すには声帯を引っ張った状態にしなければなりません。

これはピアノの弦やギターの弦、ヴァイオリンなどを想像してもらえると良いのですが、音というのは小さいものや細いものの方が高音が出ます。アルトリコーダーの方がソプラノリコーダーより小さいと同じ原理です。小さいものの方が音程は高くなります。

ですので、もちろん声帯も同様に小さく、あるいは細く使うことで高い声・高音を出すことが可能です。

声帯を小さくするには声帯を後ろに引っ張る

イメージは後ろの方に声帯を引っ張るという感覚です。もっと詳細が気になるという方は歌手ならだれでも知っておきたい「からだ」のことの本などで声帯を確認するのがお勧めです!カラオケやボイトレで使える、歌う時の立ち方については次の記事でまとめているので、是非こちらも参考にしてみてください。

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声帯の大きさで高音が出やすい人と出にくい人がいる

そもそも声帯には太い、細い、長い、短いといったように生まれつきの大きさがあります。

例外はあるにしても、身長が高い人の方が低い声(低音)が出ますし、身長が低い人の方が高い声(高音)が出やすいです。ですので、声帯には「適正な音域」というのがあるので、その音域についてはちゃんと自分で自覚する必要があります。

自分の声帯がどういう音域なのかは自分でも確認出来るのですが、一度ミュージックスクールなどの体験レッスンで「自分の声種はなんでしょうか?」とか、「自分の音域が知りたいです!」と言えばちゃんと診断してくれます!

基本的には喋り声が低い人は高い声を出しにくいですし、高い声の人は低い声が出にくいので、そのあたりは受け入れる必要があります!カラオケでも無理に原曲キーで歌う必要はないので、自分に合った音域で歌うのがおすすめです。

高音の出し方①息の量や圧力を増やす

高音を出すためにまず重要な情報として、高い声は低い声よりも、より多くの息や圧力、速さが必要です。もし高音を出したいときには、必ず低い声よりも多くの空気や息を吐きだしてあげなければなりません。

そのため、まずは自分の呼吸系の動きがどう機能しているのかについて確認を行ってください。もし明らかに筋肉量が少ない場合には筋肉をつける必要があります。

具体的には、胸式呼吸ではなくて複式呼吸で息を吸った方が高音は出やすいはずです。その理由のひとつが呼気の量が増えるからです。高音には息の量や圧力が必要なので、胸式呼吸よりも優位性が高くなります。また呼吸の際に横隔膜の連動を使うことができるので、その筋肉部分がいわゆる「声の支え」として機能しやすくなります。

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また自分が高い声(高音)を出したときにどういった喉の状態、あるいは身体の反応が起きているのかを観察するのは非常に重要なことです。カラオケで歌う時や練習で歌う時は、常に自分の身体に意識を向けるようにしてください!この部分が上手く出来るようになるとビブラートも自然とつくようになります。

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高音の出し方②声を鼻腔に集める

高音を出すには、必ず「鼻腔」であったり「ハミングのポジション」、感覚的には「目の後ろ」、あるいは、顔面の骨である「マスケラ」といった場所に声を集める意識をしなければなりません。

どんな歌手もその場所に声(息)を持って来て高音を出しています。というか、その場所を共鳴させることなしに高音を出すのは無理です。

具体的にどこを響かせるのかについては、下の記事でまとめているので確認をしてみてください!結論的に言うと、そっちの方に息を流してあげて歌を歌いたいですよーということです。これは高音に限らず、中低音でもこちらの方に空気が流れている状態で歌を歌うのが基本です。ポップスでもジャズでもゴスペルでもクラシックでも民謡でも、かならず鼻腔に声を集めて共鳴させるのは歌の基本です。

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高音の出し方③音の出るイメージをする

自分が出す音をイメージできるかどうかもとても大切な要素です。また高音を出すためには、メンタル面も非常に重要です。

ぶっちゃけ、もし「自分は高音が出ない」「絶対に無理だ」と決めつけてしまうと出るものも出ません。「絶対に出す!」「絶対に出る!」という気持ちで歌うことで、出せる確率はグンと上昇します。声はイメージの影響をとても受けるので、必ず高音の出るイメージを持って声をだしてみてください!

そして少し上級者編ですが、高い音を出すとき、その音程をイメージしてから出すように出来れば更に質を高めて声を出すことができます!自分のイメージと近い声が出せるというのは非常に優れた声の技術です。

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高音の出し方④裏声・ファルセットを鍛える

私がマンツーマンレッスンで高音の出し方をレッスンするときの王道はこの「ファルセット」「裏声」を鍛えることです。ファルセットは最初、「薄い声」「抜けた声」だと感じると思いますが、将来的には実声のように使える可能性があります。というよりは、この声が出ないうちから下から声を持って来るとほぼ100%喉を傷めます。例えば出したい高音があるとして、その音程の場所にまずは息を流してあげる練習をするのがこの部分です。特に男性はそうやって練習をしていくべきです。

この声が育って来ると、ミドルの声もカバーすることができるようになり、いわゆる「ミックスボイス」と呼ばれる声も出せるようになっていきます。その裏声の出る場所に息を流しながら中音域を歌うのが美しい声です。

具体的な練習方法としては、「フクロウの声マネ」「ミッキーマウスの声マネ」など、ファルセットを使って色々声を試してみることが大事です。特に男性は今までその声を使ってきていませんから、最初はとにかく沢山その声を出すのをオススメします!

高音の出し方のまとめ

高音は歌では一番難しいです。正直に言うと、どれだけ文章を読んだからといってすぐに高音は出るようにはなりません。そんな魔法のような理論があれば教えて欲しいものです。しかし、高音はもちろん人の心に届く最高にカッコいい声のひとつです。カラオケでも高音を決めれたらカッコいいですよね!

ただ自身の経験やスクールで多くの生徒さんとボイトレをしていて高音を出すのに大切なのは次のプロセスであると思います。

高音を出すためのプロセス

  1. 高音について基本的な知識や理論を正しく理解する
  2. とりあえず発声練習などで高い声(高音)を出してみる(はじめは裏声主体で)
  3. 自分の声を誰かに聞いてもらってどういう声が出ているか率直な意見をもらう。(ここが歌の先生だと最高です。もしそれができない場合は録画がオススメです。)
  4. 原因と結果を分析して改善する。(たとえば喉っぽいなら喉ではない場所で声を支えるにはどうしたらいいかを考える。あるいは薄い声になりすぎるならファルセットを強くする練習をしてみる...etc)
  5. また試す
  6. 改善する
  7. 新しいアイディアを勉強したらまた試す
  8. 改善する

こういった感じです。大切なのは「アイディアを考える(あるいはどこかから仕入れる)⇒試す⇒それがどういう状態か確認して改善する。」というプロセスをひたすら繰り返すだけです。やることはこれだけしかありません。

声を出すには感覚を育てることも大切

そして声を出すということはある程度感覚的なものですから、どの言葉がその生徒さんや自分にしっくりくるか分かりません。ですのでレッスンであれば色々な表現を使って高音をイメージしたり、声を試したりしています。

問題は、「どうやるか」という点です。そこがみそなのですが、やはりこれは先生を探すのが最も近道です。あるいはYoutubeなので自分に似た声の歌手を分析して、その声真似をするのもひとつのアイディアです。カラオケなどであれば、気軽に1人でも練習できるので是非実践してみだくさい!

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ただし、ここで注意しておきたいのは、高音の練習は最も喉を壊しやすい分野でもあります。もし、高音を出していて喉が痛くなったり、歌っているときに苦しいと思う時には一度練習を注意しましょう。自分をじっくり見つめることは歌が上手くなる第一歩です!ちなみにカラオケで高得点を出したい方は次の記事で勉強すると高得点が期待できますので、是非チェックしてみてください!それではまた!

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