昨日Twitterで13,000回以上リツートされた内容を検証してみる。

2019年5月10日

昨日Twitterで13,000回以上リツートされた内容を検証してみる。

Willkommen!! どうも、Torayoshi(@moritora810)です。今日Twitterにこんな投稿をしました。そしたらめちゃくちゃリツートされたのです。その数13,000以上のリツート&14,000以上のいいね!!

こんなに沢山リツートされたのは初めてで、全く想像していませんでした。とにかく、良くも悪くも色々経験することができました。折角ですので、少しこの件について掘り下げたいと思います。(※日本時間の19時頃追記しました。リツート数は寝ている間に更に10,000回増えていました。※更に7/17時点でリツート30,000回、いいね40,000回になりました。どうもありがとうございました!)



報道のされ方

【日本】

ドイツで同性婚合法化へ、連邦議会が法案可決 首相は反対票投じる

【AFP=時事】(更新、写真追加)ドイツ連邦議会(下院)は30日、同性婚の合法化法案を可決した。アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相は数日前、党首を務める与党の中道右派キリスト教民主同盟(CDU)の議員らに対し、良心に従って採決に臨むことを認めると発言していたが、首相本人は反対票を投じた。(AFP=時事)

これはYahooからですが、他のところをみてもこういう報道がされています。「ドイツで同性婚が合法化」とか「ドイツで同性婚の法案が可決」とかそんな感じです。

【ドイツ】

まずタイトルを直訳的に訳すと、「連邦議会は全てのひとについての婚姻を決議した」と書いてあります。その下の文章は「夏休み前の最後の会議で、連邦議会はすべてのための結婚を承認しました。議会での歴史的瞬間 ー 投票では、赤・赤・緑(SPD・Linke・die Grüne)の大多数は連合派に勝利しました。メルケル首相は、法律に反対票を投じました。」ということで、同性とかいう言葉は出てこないんです。詳細を読んでいくとメルケル首相の発言なんかにはそういう言葉も出てきますが、メディアはほとんどその言葉を使っていません。


結局何が言いたかったのか。

結局私は何が言いたかったのかというと、日本のメディアが「同性」という言葉を使うことによって、日本はますますLGBTがカテゴライズされていくのではないかという危機感がありました。私の意見では、本当にこういう差別をなくしたいなら、そういう垣根や枠組みがないような、もっと広くフラットな視野で物事を捉える必要があるのではないかと思います。具体的には、人を「あの人はアジア人、アフリカ人、欧米人、白人、黄色人、黒人」とか「あの人はお金持ち、貧しい」とか「あの人はゲイ、レズ、トランスジェンダー、バイセクシャル」とか、そんなことを言わないで、個人を個人として認めて、人としての尊厳や権利を認めるという意味です。そしてこの面についてドイツは非常に進んでいます。ですので、この法案が可決した背景には、ドイツでは人間の権利や尊厳を認めるという社会背景があります。(もちろんドイツにも差別はありますけど、そういうことを公に言えば失職したりすることもあります。)そして残念ながらそれに比べて日本は個人の自由や尊厳、権利があまり認められていないのは皆さんもご存じの通りです。例えば先ほどの記事について日本のメディアは、「ドイツの連邦議会はすべての人に婚姻を認める法案を可決した。」と見出しを書いて、それから「この法案の可決によって、これまで法的に認められていなかった同性婚が法律上でも認められることになった。」みたいな書き方もできたわけです。そんなんどっちも一緒やんと言う人もいるかもしれません。しかし私は、「言語は思考や思想を支配するという側面がある」と考えています。当たり前のことですが、人間は何かを考えるときに言語を使って理論を構築していくわけです。そうすると、普段自分がどういう言葉を使っているか、どういうテキストを読んでいるか、どういうメディアに染まっているかということが、その人の意識や価値観に影響を与えるのではないかと思います。ということで私が言いたかったことは、「ドイツではすべての人に法律で婚姻という権利が認められたよ」と言えば良いのに、日本のメディアが「ドイツでは同性婚が法律で認められたよ」と言うところに何となく違和感を感じてしまったわけです。

もちろん、この表現に違和感を感じない場合はそれはそれでいいのだと思います。言語から何を感じ取るかは人それぞれだと思うからです。ただ、私は違和感を感じたというだけのことです。さて、ここからはリプにきた色々な意見に釈明をしていきたいと思います。


リプライにきた様々な内容。

  • 「え?ドイツでは今まで人との結婚が認められていなかったの?」「未成年や親族同士とでも結婚できるということですか?」これは非常に不愉快でした。全部シカトしましたが、こんなことは1秒考えれば分かることです。まぁどうでもいんですけど。
  • 「お前もLGBTとかいってカテゴライズしてるやん。」これはあのツイートと関連したこんなツイートをしたから。

まず私が釈明したいのは、「カテゴライズしなくても表現できるのにカテゴライズした」から「なんかひっかかる、日本のメディアってどうなの?」という話なわけですよね。このツイートでLGBTを無くしたら、「私には素敵な友達が沢山いて、彼らは素晴らしい人ばかり!最高の日だ!」って。そんなの訳分からないでしょう。そしてもう一つお伝えしておきたいのは、LGBTという言い方はセクシャルマイノリティという言い方よりも遙かに彼ら(彼女たち)を尊重した言い方です。マイノリティって言葉はある程度ネガティブな要素を含みます。特に日本では多数が正義ですから。そんなわけでLGBTと彼らをカテゴライズするのは今回私が発信したい内容に即していたと考えています。


  • 「日本人というくくりにしないで欲しい。…これは私に非がありました。もしこれで気分を害した方がいらっしゃったら申し訳ありませんでした。確かに日本のメディアがそういった報道をしたからといって、「日本人が」という言い方をするのは不適切だったと思います。「日本のメディアが」というのが正しかったと思います。しかしここでひとつ触れておきたいのは、メディアは国民の鏡のような役割を果たし、その国の民度を表すという側面もあります。例えばかさごさんのブログで読んだ小林麻央さんの死去のニュースとその報道のされ方についてです。(小林麻央さん死去報道にみるマスコミがなぜクズかって?それは国民がクズだからだよ!!!)この記事は少し表現が過剰だとは思いますが、正直一理あると思います。私たちは時として「簡単なもの」を求めすぎているのではないかと思います。「自分が理解できるもの」「簡単なもの」「すぐ分かるもの」こういうものにずっと触れていると自分で考える必要がなくなって、最終的には思考停止に陥るのではないでしょうか?メディアはもっと日本人を考えさせるようにするべきです。考えない人間、想像力を働かせられない人間は本当につまらない人間になるのではと私は考えています。
  • 「言語の進化というより使い方の問題では。」…これも仰るとおりかと思います。私もどちらかというとそういった意味合いでこの言葉を使ったのですが、つまり何が言いたかったのかというと、「言語が進化していく」→「言語の使い方が変わっていく」ということでした。昔と今で言葉の意味が変わっているものって沢山ありますよね。なんというかそういう意味も含めて、差別的な意味合いで使われる多くの言葉が、もっとニュートラルになることを願っています。正直この部分については思いつきでツイートしたので、こんなにリツイートされてバッシングされるとは想像もしていませんでした。
  • 「ドイツではEhe für alle(全ての人のための結婚・婚姻)は同性婚のシンボルとして使われているのではないか」…私はまだドイツに住んで1年弱です。ドイツ在住歴が長い方の情報によると、どうやらこの言葉はそのように同性婚を促進するためのシンボルとしても使われているそうです。ということで、同性婚で書く方がいいのではという意見ですね。そう言われると、「はい、その通りです。」と結論せざるを得ないと思います。私のあやまちは、こんなに色んな人の目に触れると思っていなかったということです。私のアクティブなフォローワーはせいぜい100人ぐらいとかでしたので・・・。しかし、ツイートが拡散されたことでビューワーの思考を促したのであればそれは世界にとって良い影響だったのではないかと思います。

まとめ

「全ての人に婚姻を認める法案を可決した」と読んで、「そうなんですね、ドイツでは9歳児でも親族でも結婚していいんですね!」とか「あなたはホモですか?」とか言ってくる日本人が割と沢山いるって本当に問題だと思うんです。先ほども述べたように、それは想像力の欠如と思考停止、人とのコミュニケーションを攻撃的な方法でしか取れないという状態に陥っている人たちなのではと思います。皆さんが想像しないような、心ない言葉を吐き捨てるような人もいました。ネットの恐ろしさを垣間見た次第です。明らかに人生経験豊富な(年齢的には成熟しているであろう)大人がそういう言葉を使うことに嫌気がさします。何はともあれ、今回のドイツの決定は世界に希望を与える内容でした。私が言えることは、社会全体がそれを受け入れているという状態が既にあるからこそ、法律も整備できるわけです。日本でも誰もが結婚できる日が来たら私はそれは本当に素晴らしい日になると思います。「なんて日だ!!」って。読んだくださってありがとうございました!良かったらコメントやTwitter(@moritora810)のフォロー、記事のシェアをお待ちしております!それではまた次回!Vielen Dank!! Bis Bald~!!

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